こんにちは。あっという間に2月になりました。旧暦でいうと如月。如月の意味が気になったので調べてみました。
如月は、寒さで着物を更に重ねて着ることから、「着更着(きさらぎ)」とする説が有力とされる。
その他、気候が陽気になる季節で「気更来(きさらぎ)」「息更来(きさらぎ)」とする説。
草木が生えはじめる月で「生更木(きさらぎ)」とする説。
草木の芽が張り出す月で「草木張り月(くさきはりづき)」が転じたとする説がある。
如月/きさらぎ – 語源由来辞典 (gogen-yurai.jp)
いろいろな意味があるのでびっくりしました。個人的には気候が陽気になる季節「気更来」という説がお気に入り。今年の秋田の冬は特に寒い気がするので春が待ち遠しい。ただこれも捉え方1つで随分印象が変わりますよね。寒さがピークを迎えるということは、もう少しで温かくなるサインとも捉えることができます。冬を乗り越えるのは大変ですが、「冬来たりなば春遠からじ」の気持ちで元気にがんばりましょう。
さて、今日は”人生が好転する戦略の超基本”と題してお送りします。人生が好転と書くとちょっと怪しい?(笑) まぁ、内容は至って硬派なのでお付き合いください。私は普段のコンサルティングで大切にしている考え方があります。
「捨てること」と「決めること」
マネジメントオフィス檜のコンサルティングモットー
経験上ですが、売り上げが少なくて困っている事業者さま、今後の見通しが総じてネガティブな事業者さまはこの2つができない方が多い。どうしても全部やろうとしちゃう。そして、意思決定ができない。例えば、1人社長で印刷業を営んでいる会社があったとしましょう。この会社は何でも印刷しちゃう。名刺、Tシャツ、シール、ポスターなんでも。それで売上が思うように上がらない、または利益が少ないという悩みを抱えていた場合どんなアドバイスが必要でしょうか?
私がコンサルタントなら真っ先に、「何でも印刷しちゃう」という考えを捨て、「●●の印刷に特化する」という意思決定をすることを促します。なぜか?ヒト・モノ・カネが限られている小中規模事業者さんは、「ここは負けない!」と局所戦を仕掛けたほうが勝ちやすいからです。これは専門用語ではランチェスター戦略の「弱者の戦略」と呼ばれています。概要は以下の通り。私が考えたわけじゃないですよ(笑)
ランチェスター戦略とは、販売競争に勝つための理論と実務の体系で、世界で最も広く利用されている戦略の1つといわれています。弱者が強者に勝つための戦略方法で、中小企業が大企業に勝ち抜くために役立つ戦略です。
ランチェスター戦略とは? ルーツや法則、活用方法などについて – カオナビ人事用語集 (kaonavi.jp)
弱者の戦略としての考え方は第1法則にあたり、戦闘力は、「武器効率(質)×兵力数(量)」で求められます。この公式にあてはめると多数の兵士(社員)がいる側(大企業)が圧倒的に有利ですが、社員の少ない中小企業は、数ではなく質を高める戦略に替えればよいのです。労働環境を整えて業務を効率化すれば成果も上がります。弱者の基本戦略は差別化です。
ランチェスター戦略とは? ルーツや法則、活用方法などについて – カオナビ人事用語集 (kaonavi.jp)
ですので、もし、あなたが中小企業者で事業的な課題を抱えているとしたら、ぜひ「捨てること」「決めること」を徹底しましょう。捨てることは悪いことでは決してありません(少なくとも事業活動においては)。捨てれないと何も入ってこない状態に陥ってしまいます。また、こんな記事も見つけました。赤字会社の経営改善を数多く実現し、日本のドラッカーとも呼ばれた経営コンサルタント、故・一倉定氏もこう述べています。
私のコンサルティングのうちで、最も難しく、最も急ぐ事こそ「捨て去る」ことを納得させることなのである。私は、社長の決定のうちで、何が最も大切で、何が最も難しいか、という問いに対して、躊躇(ちゅうちょ)することなく「捨て去る」ことであると答えるのである。論より証拠、優秀会社は例外なく「捨てる名人」であり、破綻(はたん)した会社は例外なく「切捨音痴」である。
1日1時間も整頓に費やす会社がぐっと伸びた必然 | 企業経営・会計・制度 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース (toyokeizai.net)
事業で課題を抱えたら捨てましょう。人生でも同じです。時にはあきらめることや余計なことを思考から取り除きまましょう。温泉旅行などに行くのもオススメ。お読みいただきありがとうございました(^^)