小鳥博士の生き方が魅力的〜ポスト金融資本主義時代の生き方

こんにちは。週末はたいてい家で過ごします。やることを決めて、それを淡々とこなす。月曜日から金曜日でできなかったことをやったり、掃除をしたり、勉強したり、iphoneのリマインダーをフル活用しています。

それでも時間が余ったらネットサーフィン(最近は死語?)。ビジネス系の記事をまとめ読みしたり、飲んでみたい日本酒やワインを探したり。。。今日はビジネス系サイトを散歩していました。その中で、とてもおもしろ記事があったのでご紹介します。

PRESIDENT.Onlineに掲載されている記事、タイトルはこんな感じ。

東大の助教を辞め、5年任期の教員に…シジュウカラにすべてを捧げる「小鳥博士」の壮大すぎる野望

https://president.jp/articles/-/57657?page=8

この人はどんな人かというと京都大学白眉センターにお勤めの鈴木俊貴さん。あの可愛らしい小鳥、シジュウカラの研究者。研究内容はというと「シジュウカラの鳴き声の研究」。研究の結果、シジュウカラがなんと「言葉を話すこと」を突き止めたのです。鳥の言葉を発見した研究者、かっこいい!しかも、これは世界初の偉業。今年8月にスウェーデンで開催される動物行動学の学会では、基調講演を担当。研究結果をもとに「動物言語学」の創設を提言するという話も記事に書かれていました。

詳しい内容はぜひPRESIDENT.Onlineをぜひみて見てください。とても面白いですよ。では、なぜこの記事を取り上げたかというと、「これからの仕事のスタイル」が鈴木さんの言葉からなんとなくイメージできたからです。

収入の多い少ない、安定、世間体、仕事を選ぶ基準は人それぞれですが、ここ10年くらいはどうも金融資本主義的な考えが主流になっている気がします。「収入多い=偉い、すごい」という発想。いい悪いは別として仕事の価値を収入だけで判断するのは無理がありますよね。徐々に起業する人たちは増えてきましたが、それとこれとは別。向こう50年くらいは金融主義的な生き方を見直す時間となりそうです。だって、なんか疲れるでしょう😀

さて、では気になる鈴木さんのインタビュー!早速見てみましょう。鈴木さんは東京大学教養学部の助教授であった時期もありますが、今は5年の任期付きの京都大学生態学センターの機関研究員として働いています。そうした働き方に関するインタビュー箇所。以下、引用します。

周囲からは「東大の先生になって辞めるやつはいないぞ」と何度も言われたという。しかし、5年の任期ながら自由に研究ができる今の立場になんの不満も感じていない。「僕は本に書いてあることから仮説をひねり出すんじゃなくて、観察から見つけていくから、ネタが尽きないんです。ひとつの言葉がわかるだけで発見があって、論文にするとまた発見がある。そうやって、どんどん新しい疑問が湧いてくるんですよ。だから、職業的な安定よりも研究を進めるためにベストの道を選ぼうと思ったんですよね」

出典:https://president.jp/articles/-/57657?page=7

職業的な安定よりも研究を進めるためにベストな道を選ぶ鈴木さん!かっこいい!こういう人から学ぶ生物の授業や小鳥の授業は楽しそうですね。私も苦手な生物が好きなっていたかもしれない😎

また、休日に何をするかというと質問に対してはこんな言葉を残しています。

著名な芸能人と一緒にテレビに出るようになった今も、軽井沢では格安のゲストハウスが定宿。朝はシジュウカラのさえずりで目覚め、夢にはシジュウカラの鳴き声の波形が出てくる。寝ても覚めてもシジュウカラに囲まれた生活だ。息抜きする時は、なにをしているんですか? と尋ねたら、間髪入れず、こう答えた。「公園に行ってシジュウカラを見る!」

出典:https://president.jp/articles/-/57657?page=8

やばい!シジュウカラ愛に満ち溢れる発言!大谷くん的な、いやいや言わば熟練の寿司職人のような佇まい。大好きなシジュウカラに囲まれていることが楽しくて幸せなのでしょう。

いかがでしょうか?好きなことにまっすぐな人って魅力的ですね。では、鈴木さんを魅力的と判断する材料として、収入の多さをベースにして判断したかというと実は判断していないんですよね。実際、鈴木さんの年収は知らない。というかそんなことは気にもしない。

幸せそうに、楽しそうに、そして、プロとしての誇りを持っている人だなぁととても魅力を感じます。鈴木さんからシジュウカラの話を聴けるんであれば私はチケット喜んで買いますよ。

損得勘定で意思決定をせずに自分のやりたいこと、挑戦したいことにまっすぐな人は輝いています。輝いている人には人もお金も結果的に集まる。結果的な話なので当の本人はあまり気にしないでしょうが。大谷くんとか自分の年俸を気にするようには見えない。年俸はあくまで結果ですからね。

収入の多さや安定性を求めて必死にがむしゃらに生きることは否定しませんが、今、世の中がどん詰まりな今、求められているのは鈴木さんのような生き方なのではないでしょうか?お金を得るためだけに職業選択するのではないのです。お金はあくまで結果。自分のやりたいことをやるってめっちゃ幸せ〜って結果お金が発生する、そっちの順番だと思いますよ。個人的に。

ましてや、このインフレ&金融緩和終了期ではお金の価値はどんどん目減りしていくことが簡単に予測できます。どんどん目減りしていくお金。。。。これに人生を賭けるとなると疲れますね。だって、どんなに稼いでも減ってくんだもん😀

それよりも好きなこと、幸せなことを思いっきりやった方がいいですなぁ😊 そういう人がこれからの時代のスタンダードになっていくのではないでしょうか?自分が輝けばきっと金融資本主義が終焉しても幸せに生きられますよ。私も毎日笑顔でがんばります。お読みいただきありがとうござました。

秋田市で中小事業者さまに対して、事業領域のコンサルティングを行なっています。売上拡大や利益アップを切実に望むお客様とお付き合いさせていただいています。よろしくお願いします。

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