みなさん、こんにちは。秋田も暑い。THE夏! いつの間にか梅雨は明けたのかな?
梅雨も好きなので、ちょっと寂しい。水不足にならないように個人的にはもう少し雨が降ってほしかったな。
水不足起きませんように。。。さて、今日のブログはいつもと異なり抽象的な内容をお届けします。
最近感じていることをそのまままとめてみる、いわばエッセイ。
まず初めに今年の秋、人気アニメ映画監督新海誠さんの新作映画が公開されます。タイトルは『すずめの戸締まり』
2022年11月11日公開予定。覚えやすい数字だなぁ。そして内容も非常に興味深い。
九州の静かな町で暮らす17歳の少女・鈴芽(すずめ)は、「扉を探してるんだ」という旅の青年に出会う。
彼の後を追うすずめが山中の廃墟で見つけたのは、まるで、そこだけが崩壊から取り残されたようにぽつんとたたずむ、古ぼけた扉。なにかに引き寄せられるように、すずめは扉に手を伸ばすが… やがて、日本各地で次々に開き始める扉。その向こう側からは災いが訪れてしまうため、開いた扉は閉めなければいけないのだという。
―――星と、夕陽と、朝の空と。迷い込んだその場所には、すべての時間が溶けあったような、空があった――― 不思議な扉に導かれ、すずめの“戸締まりの旅”がはじまる。
『すずめの戸締り』映画公式サイトのSTORYから引用 https://suzume-tojimari-movie.jp
さて、私はこの映画のSTORYを見たときに感じました。これは今の日本&世界の姿にそっくりだなぁと。
こことかは非常に印象的。
やがて、日本各地で次々に開き始める扉。その向こう側からは災いが訪れてしまうため、開いた扉は閉めなければいけないのだという。
どうやって閉めるんだろう?
ところ変わって現代。今は実際、いろんな扉が開き始めている気がします。2022年の夏。
例を挙げてみよう。
・コロナ融資の返済期間スタートによる中小企業&小規模事業者大倒産時代の扉
「企業倒産、減少幅は大幅に縮小 増加局面へ“潮目”変化 件数は3045件、上半期として5年連続の減少 ― 2022年上半期」https://news.yahoo.co.jp/articles/f42330684c63f3d91880243c9322d1a12517ac90
・景気停滞とインフレ(物価上昇)が同時に進行するスタグフレーションの扉
「忍び寄る世界的スタグフレーションの深刻度 金融緩和後の供給ショックなど70年代と類似」-https://toyokeizai.net/articles/-/598839
・食料ショックの扉
迫り来る“食料危機” 日本や世界の食はどうなる? https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220616/k10013674301000.html
開いた扉は閉めなければならない、と映画が教えてくれています。
これらの開いた扉を閉めるには何年かかることやら。
私は1987年生まれ。高度経済成長もバブル景気も経験したことはありません。
不景気に慣れっこ。ただ、そんな私でも感じます。これらの扉が開いた今、今までの不景気など序の口だと。
私も経営者の端くれですが、これから来るギガ不景気(仮称)にどう対処したら良いか全く分からん笑
これ世界終わるんじゃない?的な諦観。まぁ、なるようにしかならないので、心穏やかに毎日笑ってい続けよう。
ただ、絶望のみかというとそんなことはない。1つの時代が終わるということは新しい時代の始まりとも捉えること
ができます。今開いてる「扉」を閉めるのが一段落した近い未来の日本、どんな風景が広がっているのでしょうか?
おそらく、江戸から明治時代へ変わった時くらいの、いやそれ以上の変動が起きていることでしょう。
どんな世界になっているのでしょうかね?その時、ふと思ったのです。宮澤賢治の名言を。
世界ぜんたいが幸福にならないうちは、
個人の幸福はありえない。
宮沢賢治
「扉」を閉めた先の日本と世界では”世界ぜんたい”の幸福をみんなで必死にゼロから作り上げていくような風景が広がっていそうです。2022年夏、よい週末を♪