こんにちは。最近数年ぶりに名刺を作り直した吉野です。名刺ってよく見ると結構物騒な感じの組み合わせ。名で刺す!だから四角くくて尖っているのか? まん丸の名刺ってあんまりないもんなぁ。武士文化の名残りか?気になって、調べたところ、全く違ってました笑
もともと名刺は中国由来だそうな。名刺の”刺”は中国では昔”紙”の意味。日本では江戸時代から使われていたようです。用途は外国人と交流するためが多かったとか。勉強になります。(参考:https://www.lion-meishi.com/column/column24/)
さて、表題の件、普段お世話になっている社長との雑談で出てきた言葉。”せい病”。聞いたことあります?これはですね、何か自社の状態が悪化したときに”○○のせい”という考え方に自動的になってしまう考え方のクセを指すそうです。
ひと昔まえだと、リーマンショックのせい、今だとパンデミックのせい、ロシアウクライナ侵攻のせい、原材料高騰のせい、政府のせい、まぁこんな感じかなと。コメダ珈琲でサラリーマンや主婦が友達同士でお茶話するくらいであればまぁ全然いいんですけど、これを社長が使ってしまうとその会社はちょっとまずい事になるかも、黄色信号。
なぜか?それは自社の状態が悪化している理由を外部環境から探してしまうからです。外部環境の変化は経営に少なからず影響を及ぼす要素ではありますが、それだけではないはず。例えば、原材料高騰の件だって、仕方がないと嘆いたり、ロシアが悪いと言ってみたりする社長もいれば、社内で余計なコストが発生していないか総点検する機会に変えたり、新たな仕入れ先や商品開発に力を入れる社長さんもいるんだす。
外部で起きてる原材料高騰の流れを止めたりすることは私も含め、一般庶民にはできない。当然ですよね。これを〜のせいと捉えるか?何かの機会と捉えるか?これの差はとても大きい。何かの機会と捉えるて行動を変えることはある意味、どんな外部環境の悪化が訪れてもそれを伏線に変える強さがありますね。とんでもない事態が起きても創意工夫しながら、難局を伏線にして課題解決を目指す社長はきっと大丈夫でしょう。俺のコンサルなんざ不要です、こういう社長さんは。
これは私の個人的な見立てですが、今後も株価の乱高下はあり、高騰局面も来るとは思います。でも、一般庶民にプラスの影響は微々たるものでしょう(もしかするとないかもしれない)足元のインフレは来年も続くでしょうし、世情の混乱もよりいっそう激しくなるでしょう(世界のマーケット記事を読むと来年以降のリセッションがより確実かわかる。例)https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-09-28/RIXE9ZDWRGGP01)とんでもない世の中だぜ!
そうなると、どうなるか?せい病がより一層増えます。でも、せい病はなんの解決にも至りません。せい病ではなく伏線を張って前向きに進化する生き方を一人でも多くの方が実践できるようになりましょう。もちろん、私もがんばります。会社の規模は関係なく、今売上が少ない、存続が危うい、廃業するかもしれないと思っている人は”せい病”が自分の中にないか点検しましょう、そして、せい病ではなく伏線病になりましょう。マーケティング理論を活用した売上アップの作戦はその次の話です。
希望を失わず10月も充実した月をお過ごしください。お読みいただきありがとうございました。