2023年の抱負を語るなら今日まで!?

みなさん、こんにちは。吉野です。11月も終わりに近づいてきます。みなさん秋はどう過ごしましたか?読書の秋、スポーツの秋、食欲の秋、秋は実りの季節。私は旅をしたり、仕事をしたり、人に会いに行ったりと充実した時間を過ごすことができました。コロナウイルスのパンデミックから今年で3年目ですか?心も体も委縮しがちですが、こんなときこそ旅。写真は旅先で出会った黒猫。かわゆす。

櫻山神社(盛岡市)の野良ニャンコさん

さて、そんな秋ですが、先週所属しているクラブの代表から連絡が。どうやら「近々、世界(金融マーケット、国際情勢などすべて含)が大きく動くとのこと」。実は何回かこうしたタイミングがあったのです。しかし、様々な事情で遅延、または変更。動くはずの事態は動かず。ようやく時が満ちたということなのかな? それはまぁ、これは大変大した話なのだが、私のように一般庶民が直接どうこうではないので見守ることにしましょう。

それともう1つアナウンスが。「2023年の抱負を考えるならこの週に」とのこと。興味深い。2023年の抱負を立てる時期と聞くとみなさん、いつをイメージします? たいていの場合は、お正月ではないかな。私も大抵はお正月の三が日に建てるパターンが多かったように思います。

ただし、それはあくまで世の中が落ち着いているときの話。一向に収まらないコロナパンデミックに加え、記録的なインフレ(それでも日本はまだ上がり方が緩やか)、世界的な金融引き締め議論などなど事実を並べてみると今って、”乱世”そのもの。こうした状況の中で通常通りの暦通りに生活していると”ショック”が起きた時のダメージは大きくなりやすい。

最近、企業においてもBCP(事業継続計画)の重要性がうたわれていますがそのポイントは、至ってシンプル。「非常事態が起きても、被害を最小限に抑えつつ、すばやくビジネスを再開できるように計画を立ててね」という話。(参考:BCPとは?)なにもこれは企業の事業活動に限らず、人生においても同じ。

VUCAと呼ばれるほど不確かな時代を私たちは生きています。

VUCAとは?予測困難な時代に求められるスキルと、組織づくりのポイント”

今までと同じリズムで過ごしていると、あっと言う間に置いてけぼりどころか生命の危機に瀕する事態にもなりかねない。こうした時代においても健やかに過ごすためには今まで以上にスピーディーな意思決定が求められています。来年2023年、もし、のんびりとした正月が来ないとしたら、、、どうします? 

今考えられる時間の中で、スピーディーに意思決定をしましょう。2023年の抱負は2022年の間でも立てることができる。雑に考えるのは避けたいが、悩みすぎるのはよくない。2023年何が起きても悔いが残らないように2023年の抱負は今から立てましょう。

さて、ちなみに抱負や目標を立てる上での注意点はなんでしょう? 〇〇をしたい、〇〇になりたい、こうした抱負はよく見かけます。ただし、叶うのとかなわないものどちらが多いかと考えると、圧倒的に後者。願いをかなえるためにはちょっとした工夫が必要です。

まずもって、ワナビー思考から脱すること、これがポイント。というか私の経験上(笑) かなわない目標なんて山ほどありましたからねぇ(笑) ちなみにワナビーとはどういうことか?

ワナビー とは、 英語の「want to be(…になりたい)」を短縮した口語表現 で、 何かに憧れ、それになりたがっている者 という意味です。 ワナビーの語源は、英語の「want to be(…になりたい)」で、それを短縮した表現である口語表現の「wanna be」をもとにしています。 有名人や人気者などに強くあこがれ、それになりたがる人をさします。 多くの場合、あこがれてまねをするけれど、実質が伴わない人のことをいいます。

出典:コトワカ kotowaka.com/young/wannabe/

動機としての憧れは構わないが、抱負としての憧れはかないません。なぜなら、憧れという思考には「中身」がないからです。中身がないものを投射しても中身がないものが映し出されるのみ。憧れは文字通り、好きなアーティストのLIVEを観客席から眺めている状況となります。仮にその本人がいつかそうしたステージに立ちたいなぁと思っていても、その状態のみでステージに上がることはありません。

夢を叶えるのは誰でしょう?誰かが叶えてくれるか?たいていの場合はあなた以外の誰かがあなたの夢を叶えるのは難しい。憧れ、ワナビー思考には当事者意識が往々にしてありません。中身がないから当然と言えば当然。たとえるなら、Twitterのタイムラインに現れる膨大な刹那的なツイートか?

では、抱負をあなたの人生に出現させるためにはどうしたらよいか?それは「中身」を入れてあげることです。「中身」とはすなわち、「行動」「日々の思考」「言動」が伴っている状態を指します。抱負を形するためにはたてた後に「行動」「日々の思考」「言動」が一致しているのが求められます。

抱負や目標は何もその場限りの一発芸的なものではない。あくまではじまりです。そこかたまた1年に向けた旅路が広がるのです。その繰り返しが一生。うまくいかなくても、今まで願いがかなったことがなくても大丈夫です。道は変えられます。ただ、受け身の人生では期待することは起きないでしょう。だから、もし、人生を変えたい、今の状況を変えたいと思ったら、2023年の人生を早めに仕込んでおきましょう(笑)仕込んでないとあなたの2023年は、いやあなたの人生が始まらないかもしれない。。。世にも奇妙な物語(笑)

さぁ、2023年すばらしい1年にしましょう。私もがんばります。

櫻山神社にて。木の角度に未来を感じる。今は写真左部分か。

【祝、修了!】マナビDX Quest:2022年度第1タームケーススタディ教育プログラム(経済産業省主催のデジタル人材育成プログラム)

みなさん、こんにちは。お久しぶりです。いつの間にか11月が終わりそうなこのタイミング。充実した日々をお過ごしでしょうか?

かくいう私はというと、3足のワラジとも言うべき生活に勤しんでおりました。変化の激しい時代ですからね。幸せに過ごすためには自分もその変化に対応していきたいのですよ。

というわけで、やることがネズミ算方式で増えていっている2022年下半期。そんな中で参加した経済産業省主催のマナビDXクエスト、興味半分でエントリーしたら合格!どんなプログラムかというと?

経済産業省では、地域企業・産業のDXの実現に向けて、デジタル人材の育成を推進するため、デジタル知識・能力を身につけるための実践的な学びの場として、ポータルサイト「マナビDX (デラックス)」を令和4年3月に開設しました。さらなる地域企業・産業のDXの実現に向け、ビジネスの現場における課題解決の実践を通じた 能力を磨くため、2022年度9月~2023年2月中旬の期間、1,800名程度の学生・社会人を対象にデジタル推進人材育成プログラム「マナビDX Quest」を実施します。マナビDX Questは、企業データに基づく実践的なケーススタディ教育プログラム及び、地域の中小企業との協働による、デジタル技術を活用した課題解決型現場研修プログラムからなります。
マナビDX Questを通じて、デジタルの経験有無にかかわらず、企業におけるDXを推進する変革の考え方やプロセスを学び、志を同じくする幅広いデジタル人材とのつながりを構築することができます。

デジタル推進人材育成プログラム「マナビDX Quest」 (ipa.go.jp)

こんな感じ。プログラムの受講や課題の提出はすべてオンラインで完結するから、まぁラクショーだろうと思っていたら、はい、そんなことはありませんでした(笑) 

某有名外資系コンサルティングファームさんが事務局をやっていだけあって、内容は東京23区上場企業クオリティー、秋田の田舎者はどではっちゃけたで。プログラムはこんな感じね。

「課題解決のためのAI実装プロジェクト」の疑似体験を通じて、AIモデルの構築/評価から、実装運用・展開計画までを策定。最後に、全社DX変革に向けた検討アプローチを体験。※演習には、AIモデル構築パート、組織変革のプレゼン提案シミュレーションなどを含みます。

デジタル推進人材育成プログラム「マナビDX Quest」 (ipa.go.jp)

そんなこんなで、汗水夜なべしながら、吉野やりました!無事に第一タームの修了証をGET!第一タームの修了証と聞くと、紙を想像しますが、実は修了証がブロックチェーンなのですよ。ハイテクな世の中だ。ちなみに、私の修了証はコレ。

画像データ

ブロックチェーン証明証リンク(←面白いから触ってみて。ブロックチェーンだよ)

ちなみに、私が学んだ具体的な項目はこんな感じね。DXって実際何やるの?ってわかっていない人は意外とおおいので参考までに。

  • 探索的データ分析課題:ビジネス・組織情報を把握し、業務課題を洗い出し、実務データを探索的に分析し、取り組むべき最重要課題を特定
  • デジタル課題:主要課題解決のための要求・要件定義を経て、デジタルを活用した打ち手の実現性を検証
  • 変革推進設計・プレゼン課題:検証結果をもとにしたDX変革ロードマップ策定とプレゼン作成。組織変革を進める上で考慮すべき観点を受講生同士でディスカッション

今後もマネジメントオフィス檜としては、地方中小企業のDXを目的としたコンサルティング業務にも力を入れていきます。一部パイロットプロジェクトも進行中。ツールの導入ではなく組織変革や利益向上を目的としたDXに力を入れていきたいクライアントのニーズに対応していく予定です。

今は秋田にいても東京で働いてるとの変わらずに知識を吸収できる時代になりました。コロナ禍がきっかけですね。何事も悪いことだけではない。引き続きよろしくお願いします。

昭和の巨匠・松本清張の仕事術〜令和一億総リスキリング社会を生き抜く知恵

こんばんわ。吉野です。始まりましたね、11月。この11月は楽しみが目白押し。11月、12月、1月は近現代史に残る怒涛の3ヶ月となるのでは?と方方からの情報で予想しています。まぁ、それはそれ。今年もあと少し、悔いのないように走り抜きましょう。

さて、みなさんは最近TV見てます?私は元々テレビは見ないタイプです。が、一部番組は録画して視聴しています。深夜バラエティとTBS系のドラマ、そしてNHKのドキュメンタリー。そして、どんどん番組が溜まっていく😊 在庫過剰はいかんぞ、吉野君(笑) 

最近は、自由時間が少なくボーっとテレビを見る時間もなかった。だがしかし!今日は、時間が夕方ありました!ラッキ〜♪ そこで見たのが私の好きな番組の1つ、「先人たちの底力 知恵泉(ちえいず)」。ご存知ですか?NHKの番組で、偉人や先人たちの生き方から知恵を学ぶというなんとも素晴らしい番組だ。過去から学べることは世の中たくさんありますからね〜っと。ほいで、今回、私が見た回は昭和の大作家・松本清張でした。

松本清張と言えば、「黒革の手帖」「点と線」など今も映像化され続けている数多くの名作を生み出したまさに巨匠。昭和の香りを色濃く残した作家さんです。では、どういうテーマだったか?以下の通り。

「松本清張 人気作品を生み出し続ける仕事術」

初回放送日: 2022年8月2日

数々のベストセラーを生み出した作家・松本清張。生涯に残した作品の数は、1000以上。しかも、清張を一躍有名にした“社会派ミステリー”だけにとどまらず、昭和史のノンフィクションや、邪馬台国をテーマにした作品など、内容は多岐にわたる。清張は82歳でこの世を去るまで書き続けたが、なぜ清張は、さまざまな分野の、しかも膨大な量の作品を生み出すことができたのか。そこには、清張ならではの独特な仕事術があった。

https://www.nhk.jp/p/chieizu/ts/R6Z2J4WP1Z/episode/te/576KWPVRPM/

なぜ清張が膨大な作品を生涯生み出し続けてたかというと、ポイントは2つあったそうです。

・1つ、誰からも学び続ける姿勢を大切にしていたこと

・2つ、「交換作業」を通して知的好奇心を生涯持ち続けていたこと

私が注目したのは「交換作業」でした。この「交換作業」とは何か?清張は実は飽きっぽい性格らしく、1つの作品もある程度言いたいことを書き上げると興味・関心が次の作品へ移っていったようです。ただ、この特性を清張は上手に使って作品作りに生かしていました。どうやっていたかというと、歴史小説を描きながら現代小説を書くなど、異なる分野の執筆を変わるがわる進めていたのです。それを清張は「交換作業」と呼んでいました。膨大な作品を産み続けるためには好奇心が原動力となっていったでしょうが、それを維持するための工夫はこんなところにあったわけです。いい仕事してます!

さて、私は清張の「交換作業」と聞いて、昨今流行りのリスキリングにも通ずるところがあると思いました。以下、リスキリングの説明。

「リスキリング(Reskilling)」とは、職業能力の再開発、再教育のことを意味します。近年では、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)戦略において、新たに必要となる業務・職種に順応できるように、従業員がスキルや知識を再習得するという意味で使われることが増えています。2020年11月に日本経済団体連合会(経団連)が発表した。「新成長戦略」や、2021年から2022年にかけて経済産業省が開催している「デジタル時代の人材政策に関する検討会」においても、失われる雇用から新たに生まれる雇用へと円滑に労働力を移動できるよう、企業が従業員のリスキリングを推進することを奨励しています。

日本の人事部 https://jinjibu.jp/keyword/detl/1219/

つまり、就職して終わりではなくて、自身の能力を新たに学んだり訓練する機会を積極的に作ってくださいね。というハナシ。私もDXやpythonについて今年の夏から通常業務と並行して行っていますが、これがかなり大変😊 まじで😎 でもね、これからの時代はリスキリングは必須な訳です。人工知能の発展で知能革命が起きる時代ですからね〜 今ままで必要だったスキルが不要となり全く新しいスキルが求められるようになるのですから。

それで、大変なリスキリングを少しでも楽しくするために、この「交換作業」的な考え方はとても役に立つと思います。仕事一辺倒のリスキリングは辛いので、楽しいリスキリングもやっちゃいましょう。ワイン好きならワインの勉強、コーヒー好きならコーヒーの勉強、農業好きなら農作業。集中して1つリスキリングをするのではなく異なる分野のリスキリングを並行して進めるのが結果的に続きそうですね。

一億総リスキリング社会に突入してしまった令和日本、昭和の文豪の知恵を借りながら、楽しく乗り切りましょうね♪それでは今週も頑張りましょう。バイバイ!