みなさん、こんにちは。寒いですね。経営コンサルタントの吉野です。今日は少し変わった切り口で、ビジネス戦略についてお話ししたいと思います。題材として取り上げるのは、人気漫画『逃げ上手の若君』。最近、Amazonプライムで私はアニメにを一気見しました。
「えっ、漫画かい!?」と思われる方もいるでしょう。でも、この作品は現代のビジネスパーソンに響く深い示唆に満ちています。多分ね(笑)
「逃げる」という言葉は、ビジネスの文脈では少しネガティブな印象を持たれがち。でも、これこそが最強の経営戦略になり得るんです。主人公(北条時行)が教えてくれるのは、まさに「戦略的撤退」の極意。
例えば、あなたはこんな状況に直面していませんか?
・市場環境の急激な変化
・リソースの限界
・進むべき方向への迷い
これらの状況で求められるのは、必ずしも「前へ!前へ!」という突進だけではありません。時には一歩下がって、より大きなジャンプのための後ろへ下がることも必要なのです。プッシュ戦略だけではダメ。ダメなときは人間ダメなんです。かなわないものはかなわない。無理なものは無理さ。
若君から学べる現代のビジネス戦略のエッセンスは、以下の3点!勝手に集約。
- リスクマネジメントの徹底 – 常に複数のシナリオを用意し、最悪の事態に備える
- 柔軟な状況判断 – 固定観念にとらわれず、最適な選択肢を選び取る
- 組織力の最大化(郎党) – チームの信頼関係を基盤に、個々の強みを活かす
「でも、私は…」「うちの会社では…」という声が聞こえてきそうですね。確かに、現実のビジネスではすべてが思い通りにはいきません。だからこそ、「撤退」という選択肢を持っているということ自体が、大きな強みになるのです。しかも、この大激動の時代ですからね。小さなものが大きく成ったり、大きかったものが小さく成ったり。大変よ。
私がこの漫画・アニメで勉強になると思ったポイントは、「逃げる」という概念をポジティブな戦略として再定義している点です。100回戦って100回勝つよりも、99回逃げて1回大勝利を収める方が、長期的にはより賢明な選択かもしれませんよ。
結論として、現代の経営者に必要なのは、「攻め」と「守り」のバランス感覚。そして、その選択を躊躇なく実行できる決断力。「逃げ上手の若君」が私たちに教えてくれているのは、まさにそんなしなやかな経営哲学なのです。
たまには逃げるのも大事。