こんにちは。3月になってもまだ寒い秋田。消費者心理もマクロ経済も冷えに冷えている。この局面で第三次石油ショックがさらに大きくなった場合、さらなる景気の冷え込みが予想されます。そうなった場合、中小企業の景況感は一段と悪くなる。。では諦めるか!とはなりませんよね(笑) どんな局面においても打開策はあります。景況感が悪化して、さらに厳しい外部環境に晒されても、元気にがんばることはできます。今日ブログでご紹介する理論も、これから来る不景気で役に立つのでは?と思っています。ぜひご覧ください。
さて、どんな理論かというと、その名も「アグリ―商品理論」。ちなみに、ここでいうアグリ―とは”同意”のアグリ―という意味ではなく、見た目があまりよくないという意味で使われています。それでは内容を見ていきましょう。内容は要約するとこんな感じ。
見た目が悪い農産物に「アグリ―(見た目がよくない)」と明記すると、消費者に購入されやすくなる。
言われてみれば納得しますよね。たまに道の駅、農産物販売所で「キズあり野菜なので半額」みたいのって、逆に買いたくなるんですよね。このリトンの理由について、ブリティッシュコロンビア大学、ジッダンス・ムーカージさんはこうおっしゃています。
まず、「アグリ―」のような表示を売り手が誠実に、率直に使うと、より信頼できると思われるかもしれません。先行研究も、そのような認識が買い手の意思決定に影響を与えることを示唆しています。
Harvard Business Review 「働きやすさ」のマネジメント 2022年3月号
不都合なことを隠さずに率直に開示することで、印象が良くなるんですね。人間関係と重なる部分もあります。ということで、あなたがもし、道の駅やスーパーで野菜を販売している農家さんであれば、アグリ―な農産物はむしろ売りやすい!と前向きに捉えましょう。
ただし、これはあくまで農産物を対象にした理論です。BtoBサービスやほかの商材で機能するかは分かりません。ご利用は計画的に。以上、アグリ―理論のご紹介でした。景気が冷え込んるときはこうした理論を応用して手堅く、地道に売上アップにつなげていきましょうね。今月もがんばりましょう~