みなさん、こんにちは。すっかり春です。最近は、道路で見る雪も随分少なくなりました。
あれだけ「早く春よ来い」と思っていたのですが、いざ雪がすっかりなくなった光景を目にするとふとさびしい気持ちになったりします。みなさんはどうでしょう?これは一種の”ロス”なのでしょうね。名付けて”雪ロス”。こうして季節は巡っていく。。。
さて、春と言えば出会いと別れの季節とよく言われたりします。メモリアルな行事が多い。入学式、卒業式、人事異動などなど。私は個人事業主。独立して以降、同僚や先輩といった方々が事実上存在しなくなった。そのため、そうしたメモリアルな行事に直接当事者としてかかわる機会はありません。子供もいませんので、入学式・卒業式なども発生せず。だからといって、さびしい気持ちにはならないのですが、たまにはそうしたイベントに遭遇してみたいものだ。
そう思っていたら、突然、大学時代の同級生と再会するイベントが発生しました(笑) といっても、同窓会や意図した飲み会などではありません。金融機関さんと打ち合わせをしに行った際に、窓口に同級生がいたのです。私は自慢じゃありませんが、学生時代あまり人と積極的に関わったりしませんでした。友達も少なかったし、サークルや部活動にも所属していなかったのでまぁ目立たない。ですので、大学・高校自体の同級生に私のことを聞いてもほとんど知らないでしょう(断言)
話を戻します。その同級生は窓口にいました。それで、〇〇さんと打ち合わせの時間をいただいています、的な話をして、待っていると、「吉野くんですよね?」と声をかけられました。ええ、びっくりです。その同級生の方は大学時代に同じ学科にいた方です。「私のこと多分覚えていないと思うけど、〇〇です」と続けてくれました。幸い、私は記憶力はいい方なので、特に親しくなかったとは言え同級生の苗字はだいぶ把握しています。(特に大学時代には同級生の数が多くなかったので、高校はその限りではない)なので、彼女のことも覚えていました。
その後、彼女はこう続けます。「たまにパンフレットとかで吉野君を見かけてました。すごい立派になられて。すごいですね」と。なんのパンフレットかは分かりませんでしたが、たまに顔写真付きで出回っているのでそれのどれかでしょう。あとはとりとめのない話を中心に雑談を数分しました。
彼女とは学生時代数回話した程度でしょう。決して親しくはありません。大学卒業後、彼女がどんな時間をその職場で過ごしていたのかは分かりません。ただ、社会人になっていろいろ大変なこともあったことは想像できます、大なり小なり悩みや挫折、苦労はあると思うので。そんな中で、日々の仕事の中で、私のパンフレットを見て、「同級生ががんばっているんだ」と感じてくれたのかもしれない(違うかもしれないが(笑))
私は自分のことを立派とは決して思わないし、至って普通の自営業者なので特にうぬぼれようもない。ただ、彼女の中では、私のパンフレットを見て、同級生の姿を見て、小さな「やる気」につながったのだろう。それで一瞬でも、少しでも、前向きなきっかけになったとすれば、それはとてもありがたいことだ。
がんばっていればそれが誰かの元気ややる気に結果的につながることもあるのだなあと感じる。見えないところで誰かのやる気や前向きなきっかけになる、そんな人生を歩んでいきたいものだ。春もがんばりましょう♪