【刺さるぜ、後藤新平の名言】FIREよりも大切なこと、その昔、日本にはあった

こんにちは。最近、ふと考えることがあります。とはいっても難しい話ではありません(笑) 単純な話、私が小さいころと比べるとお金を貯めることについて、この時代は随分ニーズが高まっていると感じています。お金の話、多いですよね。退職金、ボーナス、年金、投資、NISA、FX、億り人、仮想通貨、不動産投資,デジタル円,新しい資本主義etc….んで、そういう価値観が主流の現代だからこそ、金融資本主義に則り金融資産増やす以外の価値観って日本になかったっけ?と考えている。

表題にもしましたが、2010年代から話題を集めているFIRE。諸説ありますが、FIREとは Financial Independence, Retire Early movementというワードの頭文字をとったもの。働かなくてもいいくらいの金融資産を投資などで稼いで早期退職してのんびり暮らすという意味。FIRE発生に必要な金額は3000万円くらい。日本でもこうしたFIREを目指す人が増えてきてた気がします。金融資産を増やしていけば「自由」がつかめると思う人が日本にも多くなったのか。

私が小さかった頃(バブルが弾けて長い不況のトンネルをくぐり始めたころ)は、今ほど金融資本主義が成長していなかった。それゆえ、結構別の価値観があった気がする。うまく言えないが「徳を積む」的な生き方を推奨する時代の空気感。二宮金次郎的なものが理想とされているような、それだ。そして、金融資産の多い少ないというのは今ほどの影響力をもっていなかった気がする。それがいいとか悪いとかではなく、要するに今とは違う価値観が主流だったころが日本にもあったのだ。今では思い出すのも難しいほど時代は変わった。では、このままか?このタイミングでは将来、金融資本主義が将来どうなるか?はさっぱり分からない。しかし、おそら、金融資産中心の価値観は根強く存在していくだろう。

ただ、そんな中でも1つ織り込んでおかなければならないことがある。価値観は時代と共に移り変わる可能性があるということだ。数十年スパンでトレンドなんてすぐ変わる。2040年代、FIREなんて死語になる可能性もなくはない。今の1億円が100円になったり(笑) いや、それは可能性低いか(笑) そんなことを考えているうちに、後藤新平の言葉に出会った。(後藤新平はいろんなことをやりましたが、関東大震災で壊滅的な被害を受けた東京の復興を担ったのが後藤新平。後藤新平はちなみに、岩手県出身)

金を残して死ぬ者は下、事業を残して死ぬ者は中、人を残して死ぬ者は上

昔の日本人の価値観が垣間見える言葉だ。人を残して死ぬとはいったいどういうことか?金ではなく、事業でもなく、人。これはなかなか芯喰っちゃっている。「金を残してFIRE」という価値観に染まっている私含めた今の日本人はこの言葉から忘れていた大切なことを学べる気がする。

大切な価値観とは「人」にまつわることだったのだ。日本にもそういう時代があった。これから、どんな時代でどんな世の中になっていくか?おそらく想像を超えた事態がどんどん進んでいく。お金の価値は今のままか?今の事業はずっと成長を遂げるか?

ただ一つ言えるのはいつの時代も、人が何かを作ってきた、何かを生み出してきた、社会を担ってきた、子供を育ててきた。人はこれからの時代も生き続ける。投資するなら自分や周り含めた人だろうな。これからは。人間関係とも言うことができる。友達無理なくたくさん作ろうっと。そして、人にやさしくしたい。愛情をもって。金融資本主義が息苦しくなったら後藤新平の言葉を思い出そう。さぁ、下半期開始。

秋田市で中小事業者さまに対して、事業領域のコンサルティングを行なっています。売上拡大や利益アップを切実に望むお客様とお付き合いさせていただいています。よろしくお願いします。

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