マッチングアプリの自己紹介文でマーケティングの基礎を学ぶ。

こんにちは。皆さんがもしマーケティングに興味があって、ゼロから学ぶとしたらどうやって学びますか?色々な選択肢がありますが、もしかするとマッチングアプリの自己紹介文を教材にして学ぶのよいかもしれません。

そもそもマッチングアプリとは何か?

マッチングアプリは、出会いを求める男女を結びつけるアプリです。

https://woman.mynavi.jp/article/210721-5/

シンプルな定義ですね。出会いを求める男女を結びつけるアプリ。このマッチングアプリなる存在は、4、5年前から徐々に増えはじめた記憶がある。そして、人と会うことに制限がかかりやすくなっったコロナ禍以降一気に市民権を得ましたね。実際、25歳以上40歳未満で結婚活動をしている独身女性の約70パーセントが、婚活で「マッチングアプリ」を使用しているというデータもあります。

【調査】独身女性のリアルな婚活事情 婚活は「マッチングアプリを利用」72.1%! プロが教える“初デートで必ず確認してほしい「3つの感覚」”

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000092251.html

マッチングアプリの中では実際にどんな活動が繰り広げられているか?おそらく、結婚したい男女が、自身の好みにあった人にメッセージなどを送りあい、リモートまたはリアルのデートを複数回経て結婚を目指す、というパターンなのではないでしょうか?

当然ですが、このマッチングアプリを使用している人はたくさんいるので、気に入った異性が現れたとしても相当の確率でライバルと戦うことになります。私の印象では、婚活アプリの戦いはクライアントに対するプロポーザル合戦と似ている気がします。大体似ていますよね。チーム提案ができない、提案期限がない、など異なっている点はありますが。。。

では、このマッチングアプリを通してどうやってマーケティングを学ぶか?何が学べるのか?私の印象としては、マッチングアプリの自己紹介文を通して、ゼロ接点の他人をお客様にするコツを学べるはずだ、と見込んでいます。例えば、こんな自己紹介文があったとしましょう。以下、マッチングアプリの自己紹介文について述べた記事から引用です(記事も面白いので読んでみてください)

例①【たか】さん
はじめまして。プロフィールを見ていただきありがとうございます。板橋区に住んでいる35歳で、仕事は営業をしています。今まで…

https://president.jp/articles/-/53852?page=2(「人気俳優を2発殴ったような顔です」婚活アプリの自己紹介で勝ち組が使っている”最初の60字”「ゲーム」の勝利条件を考えるべき)

例②【まつたろう】さん
はじめまして! 大学で地元山梨県から上京し、現在は学芸大学近く住みです。実家にウサギいます♪ あるTシャツサイトのモデルをし…

https://president.jp/articles/-/53852?page=2(「人気俳優を2発殴ったような顔です」婚活アプリの自己紹介で勝ち組が使っている”最初の60字”「ゲーム」の勝利条件を考えるべき)

例③【ひろ】さん
プロフィールを見て頂きありがとうございます。職場や日常で出会いが少なく、真剣に結婚を考えて思い切って登録しました。仕事…

https://president.jp/articles/-/53852?page=2(「人気俳優を2発殴ったような顔です」婚活アプリの自己紹介で勝ち組が使っている”最初の60字”「ゲーム」の勝利条件を考えるべき)

みなさんが例えば、この3人の男性の中からひとりプロフィールにいいね!を押さなければならない、としましょう。どの男性を選びますか? いろんな考えがあると思いますが、2番目の【まつたろう】さんを選ぶ人が多いのではないでしょうか?なぜ選んだか?その理由も考えてみましょう。

私の分析はこうです。「具体性があり、且つ広がりがある情報なので、興味の壁を突破しやすいから」。マーケティング活動は、いわば「売りたいものを、売りたい値段で買いたい人に買ってもらうための創意工夫」と訳せます。当然ですが、購買意欲ゼロから実際の購買に至るまでの人の心の動きは思ったよりも複雑です。個人的に非常に尊敬している現役のマーケティングコンサルタント、佐藤義典さんが考案した”マインドフロー”を活用し見てみましょう。

認知→興味→比較→行動→利用→購買→愛着

ストラテジー&タクティクスの戦略ツール
マインドフロー
 http://www.sandt.co.jp/mindflow.htm

つまり、【まつたろう】さんのプロフィールは、認知、興味、比較の壁を一気に突破したと言えるのです。実際、彼がここから意中の相手と結婚できるかは分かりませんが、少なくとも結婚に至るまでの道のりを前進させることができているのです。今回の例はマッチングアプリですが、これってビジネスでも同じじゃありませんか?

あえて、ビジネス的な現場に今回のケースから結論を導き出すとしたらこんな感じでしょう。「無難な情報は捨てる。届けたいお客さんを惹きつける情報を強調する」例えば、温泉旅館があったとしたら、温泉がウリです。とか美味しい料理が自慢です。などの情報は語らない方がいいでしょうね。もし、その旅館に芸能人が多く訪れるのであれば芸能人御用達の一言でイイじゃないですか。こうした訓練を繰り返すと、必然的に広告やHPに書く文章も洗練されてきます。私の場合はこんな感じかな?

ゼロから始めた創業者さんと相性がよいコンサル。広告宣伝費は増やしません。御社の事情を深く考慮した売上アップの作戦を企画し経営者と一緒になって実行。社外マーケティング役員(CMO)実績あり。

ビジネスにおいても、婚活においても万人受けする必要ありません。伝えたい人に伝わればイイのです。なので、もし、あなたが今年マーケティングを実行して自社の売り上げを伸ばしたいなら、無難な言葉を並べるのはやめましょう。具体的かつお店のウリをもっと伝えましょう。アイディアに煮詰まったらマッチングアプリの自己紹介文を眺めるのもいいかもしれません。今回の記事を書いて思ったのですが、マッチングアプリや婚活サイトに登録したが、成果がでない人向けのコンサルティングはできるかもしれませんね。ご興味ある方はぜひ。お読みいただきありがとうございました。

百のコンサルより一の決心。あなたが「なりたい自分」「生きたい人生」を生きるために必要なこと。

こんにちは。今週は外出や打ち合わせ、講演会などで予定がほぼ埋まるあわただしい1週間でした。その反面、とても充実していました。やはり、人と直接会って話すことは大事ですね。この充実感は初めて会った人との会話、情報交換から産まれている気がします。

日本も秋田も現在、オミクロン株が流行に流行っています。テレビやネットを見ても「過去最高の感染者数を記録」など事態のひどさや不安を増幅させるニュースや報道が大半。こんなご時世、会社や学校にも行けないし、飲み会にも行けない、そんな理由から人と会うことも躊躇し、制限をしている人も多いのではないでしょうか?

でも、こんなご時世だから、会える時には人と会いましょう。会話しましょう。人は一人でいるとどうしても行動も思考も塞ぎがちになってしまいます。ただ、世界や社会がどうであれ、あなたが塞ぎこむ必然性はありません。最近、元気でないなぁという方はたまに人と会ってみてください。雑談でもいいじゃないですか。きっと、もうすぐコロナ禍の長いトンネルを抜けるはずです。トンネルの向こうは、きっと。。。

さて、今回は思い切ったタイトルにしてみました。あなたは今の人生を変えてみたいですか?経営者の方は今とは違う会社に変えてみたいですか?私は職業上、様々な方とお会いする機会があるのですが、結構、人生を変えたい、自分を変えたいと願っている方と会うことがあります。そして、こうした人たちは何らかの不安や不満を抱えている方が多い。反面、今が充実している!という方にもたくさんお会いします。こうした人たちは覇気があり、往々にして満足しています。会うたびにこちらも気持ちいい気分になりますね。 

脱線したので軌道修正。さて、では、どうすれば人生を満足のいく方向に変えることができるのでしょうか?少し考えてみてください。私の結論はシンプルです。それは「人生を満足する、幸せに生きると決心する」ことです。たったこれだけ?と思われるかもしれませんが、私は本当にそれがすべてだと思っています。

売上が下がっている店舗で今年いっぱい持つか分からない店舗の経営者がいらっしゃった場合はどうでしょう?解決策はあるのでしょうか?世にはいろいろな経営コンサルティングがあります。その中の考え方ややり方に頼るものいいでしょう。家族や仲間と一丸になって立て直しを図る、それもいいでしょう。でも、大事なのはその経営者様が、当事者が「売り上げを上げて会社を存続させる、自分がやる」と決めることです。本当にそうか?こんな記事が見つかりました。靴下専門店の全国チェーン「靴下屋」を一代で築いた越智直正氏の記事です。今や相当規模の大会社になった同社ですが、実は倒産を覚悟するほどの経営危機に直面した時期があったそうです。以下引用です。

ー靴下専業メーカーのタビオを創業してまる48年。越智会長は裸一貫からここまでこられました。今まで経営をしてきた中で、苦労したことは何ですか。

越智:よく「会長、苦労しはったね」と言われるけど、「苦労した」と思ったことは一度もありません。言い換えると、苦労を感じる余裕すらなかった。苦労は、ゆとりがあるからそれが苦労だと感じる。今、振り返ると「あれが苦労だったのかな」と思うことはあるけど、そのときは無我夢中で、それが苦労だとは思わんもんです。

ーそこをあえて挙げるとすれば。

越智:資金繰りですな。とりわけ創業したばかりの頃は、聖徳太子が刀を抜いて追い掛けてくるから、全力疾走で逃げ回っていましたよ。

でも、そんなときに、つらいとかしんどいとか思う暇はない。ただただ必死ですわ。日がな一日、頭の中にあるのは借金のことばかり。借金をするために会社をつくったようなありさまでした。

 気がつけば借金まみれです。創業から5年後には借金が7000万円まで膨らんでいました。昭和40年代のことですから、ものすごい大金です。2日後に期限が来る手形530万円を前に「あかん、一巻の終わりや」と思いました。

中略

きれいに始末をつけなければ死んでも死にきれません。最後にこれまで商売でお世話になった関西のデベロッパー、ヤマトーの藤原敏夫社長(当時)に会いに行ったのです。

中略

藤原社長から「越智君、一体なんぼぐらい借金しとるんや」と聞かれたので、「合計で7000万円ありますねん」と話しました。

そのとき藤原社長は驚いた顔でこう言ったんです。「なんやて。おまえ、やり手やのう」と。よもやそんなことを言われるとは思っていなかったのでびっくりしました。

藤原社長は「俺は店を担保に入れて3億なんぼ借りるのが精いっぱいやった。おまえはどないして担保なしで7000万円も借りたんや。教えてくれ」と言うんです。

この言葉で目の前の霧がパーッと晴れたような気がしました。「そうや。たとえ借金でも、これだけの金額を借りたわしはやり手や」と自分でも思えてきた。気づいたら「出直してきますわ」と金策に猛然と飛び出していましたわ。

どんな局面でも人間は投げ出したらあきまへんな。「わしはやり手社長や」と思い込んだら何とかなるものです。無事お金を用立てることができ、不渡りを出すことなく、危機を突破しました。

創業5年で借金7000万円、倒産直前からの飛躍 (2ページ目):日経ビジネス電子版 (nikkei.com)

私はこの短いインタビューの中に人生を変える本質がギュッと詰まっていると感じます。特に大事なのはこのブロック。

藤原社長から「越智君、一体なんぼぐらい借金しとるんや」と聞かれたので、「合計で7000万円ありますねん」と話しました。

そのとき藤原社長は驚いた顔でこう言ったんです。「なんやて。おまえ、やり手やのう」と。よもやそんなことを言われるとは思っていなかったのでびっくりしました。

藤原社長は「俺は店を担保に入れて3億なんぼ借りるのが精いっぱいやった。おまえはどないして担保なしで7000万円も借りたんや。教えてくれ」と言うんです。

この言葉で目の前の霧がパーッと晴れたような気がしました。「そうや。たとえ借金でも、これだけの金額を借りたわしはやり手や」と自分でも思えてきた。気づいたら「出直してきますわ」と金策に猛然と飛び出していましたわ。

※太字加工筆者

創業5年で借金7000万円、倒産直前からの飛躍 (2ページ目):日経ビジネス電子版 (nikkei.com)

7000万円の借金を作ったニッチもサッチもいかない絶望の淵に立たされた経営者が立ち直るにはどうしたらいいか?上等の戦略や戦術よりも、やり手社長として借金返すと本人が決心することのほうがよっぽど効きます。私は経営コンサルティングというお仕事をしていますが、自分が事業者さんに対してできることは、ぶっちゃけたが知れていると思っています。なぜかというと、当事者の気持ちの持ちようのほうが私のコンサルティングよりもよっぽど大事だからです。手伝いはできるかもしれません。でも、あくまで主役は事業者様ご自身なのです。

コロナ禍で売り上げが激減した事業者様、働き場所がなくなって途方に暮れている方々、非常に厳しい状態ではありますが、不安やあきらめの波にどうか飲み込まれないで。どんなに打ち手がなさそうに見えてもできることはあります。この局面で幸せになるとご自身で決心することから始めてみてください。もうどうしようもないと思っていても出口は必ず見つかります。お読みいただきありがとうございました。

内挿と外挿、それと、人工知能と予測。超基本だけど超大事なこと。VUCAな時代に待望されるは、外挿マシン!?

こんにちは。秋田は連日雪、雪、雪で大忙し。雪寄せが本当に大変。やってもやっても振っては積もる。ところが、悪いことばかりではない。

雪国の方はご存知と思いますが、雪の除雪は思いのほか、ハードワーク!ちょっと動いただけでも汗をかきます。ママさんダンプと呼ばれる除雪道具で数回雪を運ぶだけでも結構いい運動になる。つまり、ジムに行かなくてもトレーニングができるのです。正月太りもこれで解消だ笑 雪と縁がない地域の体育会系の学生さんたちをターゲットに、雪寄せトレーニングができるからおいで、と営業をかけるのもありですね。

さて、2022年度も始まってすでに3週間が経過。相変わらず世間もコロナも落ち着きがなかなか見えないですね。ただ、そこで気落ちしていてもしょうがないので、私はというと仕事と並行してコツコツ、キカガクさんの動画講座を受けていました。(URL:https://www.kikagaku.ai/)お陰様で動画視聴率はようやく60%を超えました〜 2月までには終わるかな?引き続きがんばってまいります。

そんな感じで勉強を続けていたところ、ふと印象に残ったキーワードがありました。それは「内挿と外挿」。人工知能を学んでいたり、統計学を学んだことがある人にはお馴染みの言葉ですが、一般的にはあまり知られていない。どういう意味か?こんな感じです。

内挿(Interpolation)外挿(Extrapolation)という言葉は、最近ではDeep Learning関連で目にする事が多い気がしますが、内挿・外挿とは、データを近似し、データ以外の場所を推定する際に、データの範囲内を推定することを内挿といい、データの範囲外を推定することを外挿といいます。

https://imagingsolution.net/math/interpolation_extrapolation/

さらに噛み砕いて、より簡潔にするとこんな感じ。

□内挿:データの範囲内ゾーン

□外挿:データなしの未体験ゾーン

ちなみにですね、人工知能は基本的に内挿モデル。「過去データから学習して予測すること」が得意。逆に苦手なことは何かというと「経験外の状況から予測すること」。これって私には衝撃的でしたよ。なぜかいうとAIのマッチングや予測って当然外挿もある程度織り込まれた学習モデルが使われているんだろうなぁ、と思っていましたので。。。AIによるマッチング!とか広告などで目にする機会も多くなってましたので、時代はかなり進んだなぁという印象を勝手に持ってました笑

ところがどっこい、実際世に出ているAIさんは大半が内挿マシンです。過去データから学習して予測することが得意、しかし、未知の事態には対応できない。では、こうしたことによってどういう事態が引き起こされるのでしょうか?とても参考になる記事がありましたので引用します。

たまたまゲリラ豪雨により路面が冠水して,人の視覚では側溝と道路の区別ができなくなったような状況を想像してほしい。自動運転の場合は,三次元地図情報を事前にAI内に獲得済みであり,さまざまなセンサーを搭載しているので,それらを複合的に利用すれば,道路から逸脱することは決して起こらないし,最悪でも停止するようになっているかもしれない。それでは,側溝からの増水が急激になったらどうするのか。そもそもこのような極端にシリアスなケースを,実世界の走行例だけから収集するのは時間的にいって不可能である。それは,前述したように,高次元空間を有限サンプルで埋めることは不可能だからである。同様の理由で,災害などの巨大なリスクインシデントの予知は今のAIの技術では困難であろう。

「視点 人工知能はみようみまねマシンの究極形」 樋口 知之 https://www.jstage.jst.go.jp/article/johokanri/59/5/59_331/_html/-char/ja

ちなみに、内挿マシンは通常はありえないような事態、いわゆる”ブラックスワン”的なイベントにとても弱い。今回のコロナパンデミックで引き起こされた社会や経済的な混乱はまさに予期せぬイベントでした。世界最強の小売・通販企業であり、高度な人工知能をフル活用している、Amazon社ですらもその影響を受けていたのです。

新型コロナウイルスが世界を崩壊させつつあった2020年3月、オンライン小売の巨人Amazon(アマゾン)はこのパンデミックが引き起こした急激な変化への対応に苦慮していました。水やトイレットペーパーといった、通常決して売り切れるはずのない日用品の在庫が払底し始めたんです。本来なら翌日または翌々日だった配送スケジュールが延びて数日後になりました。Amazonのジェフ・ベゾスCEOはコロナで240億ドル稼いだと言われる一方で、会社としてのAmazonは当初、優先度の高い商品の在庫確保と配送だけでも処理すべく、物流や配送、サプライチェーン、仕入れ、サードパーティ販売者の手続きなどの調整で四苦八苦していました。

普通の状況なら、Amazonの複雑な物流のほとんどを人工知能(AI)アルゴリズムが管理しています。無数の販売、配送の経験で磨き上げられたAmazonのシステムは、各商品がどれくらい売れて、配送センターの在庫をいつ補充すればよくて、どうまとめれば配送距離を最小化できるかを的確に予測できます。でもこのコロナ危機で我々の行動パターンが大きく変化し、これまでの予測が通じないようになってしまいました。

https://www.gizmodo.jp/2020/08/how-the-coronavirus-pandemic-is-breaking-artificial-int.html

どれだけ世界最先端の人工知能を持ってしても、予期せぬ事態が起きると一気に機能しなくなってしまうのです。ちなみに、内挿マシンの基本は帰納。個々のデータや事実を通して原理や原則を導き出すことがベースになっています。変化が少ない状況であればこの帰納は有効です。しかし、土台となる世界に過去のデータから予期できない変化が突発的に起こった場合は、予測機能の精度が一気に落ちてしまう。。。これは課題だ。

となると、求められるのは内挿マシンではない人工知能さん。単純な発想ですが外挿ということになるのでしょうか?調べてみたところ、実際、高度な研究の世界で「外挿予測が可能になった深層学習技術を開発した」というニュースを発見。

【共同発表】量子物理学の理論や波動関数に基づく新たな深層学習技術を開発-学習データにはない、分子構造が大きく異なる未知化合物に対する物性の外挿予測が可能-(発表主体:産業技術総合研究所

https://www.iis.u-tokyo.ac.jp/ja/news/3401/

内挿と外挿のいいとこ取りをした人工知能が登場すれば、また世界が大きく変わりそうですね。ちなみに、ヒトは基本、外挿的な物事に対応してますよね。予測できない事態がいきなり起こりますし。そう考えるとヒトってすごいなぁ。お読みいただきありがとうございました。

強く求めると離れていく不思議~幸福感を高めるには、幸福を真剣に考えないことが大事!?

こんにちは。ネットニュースでためになる記事を見つけました。テーマは幸福について。

幸福になりたいと願う人が幸福から遠ざかる皮肉

幸福になりたいと願う人が幸福から遠ざかる皮肉 | リーダーシップ・教養・資格・スキル | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース (toyokeizai.net)

詳しい内容は上記リンクをご覧いただければ分かるのですが、ポイントをまとめます。

  • 幸福を追求しすぎると、ものごと自体を楽しめなくなる。
  • 国連の「世界幸福度報告書」で世界で最も幸せな国に選ばれているフィンランドで幸福に関する調査も実施した。
  • フィンランド人にどれだけ幸福なのかを考えて繰り返し調査に答えれば答えるほど、幸福度が下がっていくことが分かった。
  • 人よりも幸福を真剣に考えている人は、平均して幸福度が少し低いという研究結果が出た。
  • 幸福は計画できるものなく、大きいときもあれば小さい時もあるすばらしい感覚のことを指す。

こんな感じです。ポイント以外で特に印象に残った文章もありました。引用します。

また、幸福を追求しすぎることは「ハッピーコンデリ症」を引き起こしかねません。ハッピーコンデリ症とは、「自分は今よりも幸福でなければならない」と考えるせいで、実際よりも不幸だと思い込む症状です。なので「幸福か否か」という2択で考えるのではなく、「どのくらい幸福か」で現在の自分をとらえるほうが健全なのです。

幸福になりたいと願う人が幸福から遠ざかる皮肉 | リーダーシップ・教養・資格・スキル | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース (toyokeizai.net)

この記事は幸福をテーマにしていますが、事業の成功という視点でもこの理論は応用できると感じました。

例えば、年商1,000万円の飲食店を目指して起業した人がいたとしましょう。初年度の営業も順調にこなしましたが、売り上げを集計したところ年商は600万円という結果でした。さて、この結果はどう捉えることができるでしょうか?

まず1つ目は「幸福か否か」という2択を軸に考えるパターン。このパターンでは「1,000万円いったか否か」という考え方になりまして、1,000万円いかなかったので残念。。。と捉えることになります。

他方、「どのくらい幸福か?」と考えるパターンではどうでしょう?このパターンでは「1,000万円の売り上げはいかなかったけど好きな料理でお客様に喜んでいただいている。サラリーマンの時とは違って随分幸せだ」などと捉えることになります。

同じ現象だとしても捉え方を変えると受け取り方が随分違うことが分かります。幸福や成功という言葉は不思議な魔力を持つますが、いつのまにか、多いほうがいい、すくなければダメという固定観念にハマってしまう可能性もあります。

成功や幸せを多い、少ないという定量的な比較で捉えることも時には大切ですが、あまりやりすぎると知らないうちに自分自身を自分で攻撃してしまい息が詰まるような状況を招きかねません。成功や幸せは目には見えないので比較自体が難しい。見えないだけにムキになりがち。

ですので、自分が”幸せである”とか”成功しているか”と証明することはやめましょう。証明しようとすればするほど真剣になっちゃいます(笑) そうなると、幸福度が低下してしまいますよ(^^)

ちっぽけでも構いません。あなたがたまに日常生活の中で幸せを感じれるならそれでいいじゃないですか。比較せずに自分で幸せを噛みしめて、深く味わうような人生を送りたいものですね。

今回記事で紹介されていた本は以下の本です。ご興味あればぜひご覧ください。お読みいただきありがとうございました。

【現場からの直言】地方の小規模事業者売上を上げるために必要なことは?

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みなさま、こんにちは。さて、今日は硬派の話題を。私は秋田市を根城にコンサルティングを生業としています。一部、上場企業に勤めている方ともやり取りがありますが、クライアントの大半は小規模事業者です。小規模事業者の定義は下記の通り。

業種分類中小企業基本法の定義
製造業その他 従業員20人以下
商業・サービス業 従業員 5人以下
出典元:https://www.chusho.meti.go.jp/soshiki/teigi.html

定義上はこうなっていますが、実際は従業員数名またはお一人で事業を営んでいる方が殆どです。では、こうした小規模事業者の売り上げを上げるためにはどういう支援が必要なのでしょうか?個別具体的なやり方ではなく、考え方=戦略の視点で考えてみましょう。私の考えは至ってシンプル。それは、ひたすら実践的な売り上げアップの事例をシェアし、実際にやってみる”場”だと考えています。

では、現状の支援はどうでしょう?地方都市では、自治体主催や商工会議所様主催で様々なセミナーが開催されたり、経営相談会などのイベントが主な支援のあり方となっているのが現状です。知識や専門的なアドバイスを生かして、自分でやってみて下さい。というスタンスが多い。実際、こうした地域や専門的なアドバイスを小規模事業者の売り上げアップまたは経営改善に役立っているのでしょうか?私の見立てでは、一人会社が中心の小規模事業者様の大半はこうしたセミナーや経営相談会を有効活用できているとは言い難いと言えるでしょう。なぜか?それは、セミナーで得た知識や専門的な知識を現場で使うことが非常に難しいからです。

セミナーで学んだ知識は、業種ごとに個別にカスタマイズされるわけではありません。ぴったり自社に転用できそうな施策と出会う確率は非常に少ないのです。私はこれから、小規模事業者の売り上げをアップさせるために必要なのは、まさにこの点のテコ入れだと思います。

簡単で、汎用性が高く、いますぐ試せそうな売り上げアップの施策をひたすら教えて実践していく場を作るのです。小規模事業者の大半は一人で様々な業務を兼任しており、複雑なことをやる時間はなかなか取れません。どれだけ成果が出るアドバイスや施策であっても実施することが結局できないケースが多い。これからはそうではなくて、ひたすら小規模事業者がすぐに試せる実戦的な施策を教えていく場が求められています。同じ小規模事業者の事例が共有されればなお良いでしょう。

チラシ刷新などはお金がかかってしまうので、アナログな施策よりも、GoogleマイビジネスやSNSなど無料かつ定量的な施策の方が良いかもしれません。切実に売り上げを上げたいと考えている小規模事業者様の立場に立って、より実戦的かつシンプルな施策を私はたくさん伝えていきます。お読みいただきありがとうございました😊

統計学を通した学び〜Udemyいちばん理解できる統計学ベーシック講座その1【確率分布・推定・検定】

こんにちは。さて2022年度から始まりました当事務所の1人DX強化プロジェクト、順調に進んでいます。現在は、【機械学習・python】がテーマのオンライン講座と【統計学】がテーマのオンライン講座、計2つのコースを通して学んでいます。

現在学んでいるコース

●キカガクさんの動画コース’Python&機械学習入門’

https://www.kikagaku.ai/

●Udemy いちばん理解できる統計学ベーシック講座その1【確率分布・推定・検定】

https://www.udemy.com/course/statistics_basic/

どちらのコースも学びやすく、ガチ文系の私でもサクサク進めることができています。そんな中で統計学を学びながらタメになるなぁと思ったことがあったので述べていきます。

今日、Udemyの統計学ベーシック講座では中央値と平均値について学んでいました。この講座を学ぶまでは中央値と平均値の明確な定義がわかりませんでしたが、講座を聞いてようやく理解できました。言葉にするとこんな感じになります。

  • 中央値とは?:各値との距離の合計を最短にする値
  • 平均値とは?:各値との距離の2乗の合計を最短にする値

例えば、生徒が3人いて、それぞれ国語のテストの点数が99点、88点、80点だったとしましょう。中央値と平均値はどうなるでしょう? 計算式は省きますが、こんな感じになります。

  • 中央値:88点
  • 平均値:89点

平均値の方がこのケースですと中央値よりも大きくなります。では、数学の点数が99点、70点、75点だった場合はどうなるでしょう?他の2人は70点台なのに、1人だけ99点。前述したパターンよりもバラツキが多そうですね。この場合、99点の値を「外れ値」と呼びます。結果を見てみましょう。

  • 中央値:75点
  • 平均値:81点

実は、平均値は外れ値の影響を中央値よりも受けやすいのです。これはとてもタメになりました。このことを勉強して私が思い出したのは、日本国民の平均所得と中央値の統計でした。2018年度のデータになりますが、全世帯平均の所得は552.3万円に対して、中央値は437万円となっています。(参考:世帯平均所得は552万円…世帯あたりの平均所得をさぐる(2020年公開版)https://news.yahoo.co.jp/byline/fuwaraizo/20200813-00191952

平均所得552.3万円と中央値437万円、その差は115.3万円! すごい差だぞ笑 前述した通り、平均は外れ値の影響を受けやすい。となると一部の高所得富裕層が外れ値となり、平均所得を嵩上げしている可能性が高い、という見方ができますね。

それが、良い悪いではなく、統計を見る際は、平均値、中央値、外れ値の関係性を頭に入れてから見た方が良さそう。統計学面白い。これからも勉強頑張ろう。

1人DX強化プロジェクト①〜キカガクさんPresents【Python&機械学習入門】の勉強は続く。

こんにちは。さて、コツコツ毎日python&機械学習の勉強を続けています。動画視聴率は51.9%。半分は来ましたね。

キカガクさんのダッシュボードのキャプチャ

教材が割と進めやすいのでサクサク進んでいます。完全に理解できているかというとそうではないのですが笑 しかしながら、カリキュラムの中で学んだことは中身が濃い!微分、線形代数、単回帰分析、重回帰分析などなど。。。まさかこの歳になって再び数学を勉強することになるとは。

今の段階ではpythonの機械学習と微分、線形代数、単回帰分析などがどう関連しているのか完全に理解はしていません。そこら辺は、AIエンジニアで生計を建てようという意志がないので、いい意味でやりながら学んでいます。機械学習、pythonの入門レベルの基礎知識と実装力を備えるという目標が今年の上半期に叶えばよい。細かいことは気にせず、アジャイル的な発想で気楽にこれからもがんばろう。

さて、話は変わって人工知能で今注目されている「世界モデル」という言葉をご存知ですか?人工知能界隈では有名人の松尾豊さんはこうおっしゃっています。

世界モデルについて、松尾氏は「人間の脳の中にあるシミュレータ」と表現する。例えば、「水の入ったガラスのコップを床に落としたらどうなるか」について、それを現実世界で実際に試さなくても、人間は頭の中で、コップが割れて水がこぼれて床を濡らす様子を思い浮かべることができる。このように、シミュレータのようなものが人間の脳の中には存在するわけだが、それは先天的に備わっているものではなく、経験によって学習した結果、備わるものだといえる。これにより、人間は現在の状態から将来を想像したり、物体の一部分を見て全体像をイメージしたりすることができる。今後のAIの発展においても、こうした人間の「想像」に当たる、限定的な情報から現実世界を効率的にシミュレートする、経験から効率的に外界の「常識」を学び、「想像」できるようになることが求められており、その基幹技術として世界モデルに注目が集まっている。実際、Googleをはじめとする世界のAI先進企業や研究室が、世界モデルの研究に注力している状況にあるとのことだ。

https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2109/29/news047_2.html#l_ay4328_worldmodels2109_fig03_w490.jpg&_ga=2.232364319.1439627955.1641809884-1317694816.1641809884

ついに人工知能にも想像力が備わる時代がもうそこまで来ているのです。決められた命令を1つ1つ着実に行うのが今の人工知能だとすると、世界モデルが備わったA Iは、現実世界で何が起こるのかを自身で考え予測しながら行動できるようになるらしい。

また、人工知能の世界モデルの構築によって、地震が置かれている環境をより細かく理解し、記号的な言葉の意味だけではない本当の意味を理解した会話をすることも期待されています。ドラえもんがついに現実にできる日は近いかもしれない。四次元ポケットはないけど。

勉強を進めていくうちに、こうした人工知能関連のニュースもより深く読むことができるようになるはず。自分自身を通して、人工知能関連の「世界モデル」を実装していこう。一緒に勉強したい人はお気軽にご連絡ください。

【働き方の未来】令和時代は今までの安定が不安定に!?新たな希望は、オペレーションではなくプロジェクトから生まれる|Harvard Buisiness Reiview 2月号「アジャイル化するプロジェクトマネジメント」より

こんにちは。皆さんは”Harvard Buisiness Reiview”という雑誌をご存知ですか? アメリカにある世界有数のビジネススクールであるハーバードビジネススクールの機関誌です。以下、ハーバードビジネススクールの説明、wikipediaからの引用です。

ハーバード・ビジネス・スクール (: Harvard Business School, HBS)は、ハーバード大学の経営大学院である。最も伝統的なビジネススクールのひとつであり、Business Weekの2016年のランキングでは全米で第1位、QS World University Rankingsでは世界第1位、Finantial Timesでは世界第4位に選ばれている[2][3][4]M7の参加校。

https://ja.wikipedia.org/wiki/ハーバード・ビジネス・スクール

そんな世界最高峰のビジネススクールが出している機関誌がHarvard Buisiness Reiviewとなります。実は私、去年からこのHarvard Buisiness Review(以下、HBR)を定期購読をし始めました。(HBR誌の日本語版はダイヤモンド社が出版している『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー』(DHBR)となります)理由はシンプルでして、世界最高峰のビジネストレンドとフレームワーク(考え方の枠組み)にタイムリーに触れたいと思ったからです。

実際、HBRの執筆陣はグローバルビジネスの最前線にいる方達が中心です。

ハーバード・ビジネス・スクールの教授陣をはじめ、世界各国のトップ・ビジネススクールの教授陣、グローバル企業の経営者、戦略コンサルティングファームのコンサルタント、さらには脳科学や心理学の研究者、歴史家など、さまざまな斯界の権威たちが寄稿しています。横断的に最先端の知見をカバーできるのは、本誌ならではのメリットです。

https://www.dhbr.net/list/about

HBRで紹介された考え方やフレームワークが世界最先端として取り上げられ、巡り巡って日本でいつの間にか流行っているという流れも非常に生まれやすい。(2020年度の経営バズワードである”パーパス”もハーバードビジネススクールのレベッカ・ヘンダーソン教授が喧伝したと言われています(参考:https://www.businessinsider.jp/post-209214))HBRとはそれほどまでに影響力を持つ雑誌なのです。これからこれを流行らせるよ〜という予報的な役割を担っていると言えるでしょう。田舎だろうが都会だろうがビジネスのメガトレンドの影響は必ず受けるので勉強しておくのはいいことだろう笑

さて、すっかり前置きが長くなってしまった。先日、HBRの最新号が届きました。タイトルは「アジャイル化するプロジェククマネジメント」(⇦世界最高峰のビジネス雑誌はタイトルからして難解なのです。タイトルの解読はGoogle検索を使えばなんとかなります笑)。

HBRの実物

読み応え抜群過ぎて頭フル回転で時間を見つけては読んでいます。その中で面白い記事があったので紹介しますね。記事のタイトルは「プロジェクトエコノミーの到来」。何やら難しそう?笑 まぁ、そう言わず。しばらくお付き合いください。非常に簡単にまとめますと、こんな感じ。

20世紀はオペレーション(組織,事業の運営)の時代で、働いている人たちも自分には何らかの決まった仕事があると思っていた。しかし、これからは違う。これからは、プロジェクト(組織,事業の変革)だけが存在する。起業家精神やコラボレーションを重視し長期的な価値創出をすることが大切。プロジェクトは仕事に意味を与え、より良い世界を実現する。効率性だけではなく、変化を原動力とする戦略の立案に慣れていきましょう。

結構、衝撃的な内容でした。要するに、「これから、全ての組織はこれから絶え間ない変化にさらされていく。決まりきった仕事をこなせばいいという時代が終わるぞということです。そのためには、組織・事業(おそらく自分自身)を絶え間なく変化し続けることに慣れなさい」ということなのです。不変こそ不安定。変化こそ安定。すごい時代になりました。

決まった仕事をこなしていれば「働く意味」を無条件に享受できた時代の終わりを告げている気もします。こうしたHBRの言説はマクロ的なものです。なので、現実感が伴い辛い。ミクロ的な出来事にも目を向けてみましょう。こんな記事を見つけました。

今「仕事なんかどうでもいい」と思っているのは、あなただけではない新型コロナウイルス感染拡大の影響で、世界で多くの人が失業している中、仕事があるのは恵まれている。でも、仕事のパフォーマンスに影響がない訳ではない。

https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5ea66342c5b6805f9ecfaacf

コロナ禍は働き方にも多くの変化をもたらしました。テレワーク普及、オフィスレス、ワークライフバランスの見直しなどなど。大きな枠組みで捉えると、要するに働く環境が大きく変わったのです。変化の結果、何が起きたかというと既存の枠組みが破れ、労働者たちが絶え間ない剥き出しの変化に晒され続けるようになリマした。そうした変化の中で自分の人生の意味や働く意味を定める必要が出てきたのです。変化の対応力を磨かなければ元気で笑顔で働くことは非常に困難であることは確かです。今後もこうした変化の波に個人、組織は晒され続けることでしょう。トランスフォーメーションという言葉が流行っているのも偶然ではなく、”変態”せざるを得ない時代環境を反映している。それでも、営みは続きます。

では、こうした変化に晒され続ける時代において何が必要か? 意味ややりがいを与えられるのを待つのではなく、人や組織と主体的に繋がり、関わり、価値あるプロジェクトの実施を通して、意味ややりがいを自ら体感し、実践していく生き方ではないでしょうか?プロジェクトといっても、難しく考える必要はありません。変革を表すのがプロジェクトだとするなら、規模や予算の大小は関係ありません。ダイエットだって、習い事だって、立派なプロジェクトです。現状を維持・運営するのではなく、変革を志向することが大事です。なぜなら、変革を志向する人は、外部環境が変化の波にどれだけ晒されても、恐れず柔軟に波に乗ることができるはずだから。。。

私も2022年度はさまざまな方とコラボレーションしながらプロジェクトを進めていきます。変化の波を楽しみましょう。
所属している組織がどこであれば人と出会い、協力しながら新しい価値を生み出すトレーニングを続けましょう。よろしくお願いします。

「知っている、見たことある」よりも「やったことある」~行動することが、ビジネスには効く

こんにちは。ビジネスをさせていただいているといろんな人と会います。その中で、年齢、業界、性別、住んでいる場所関係なく「すごいなぁ!」と素直に思える人たちともたくさん会ってきました。コンサルティングの仕事をしていると様々な業界の方たちとコミュニケーションする機会が多い気がします。そうした魅力的なビジネスパーソンとの出会いは仕事も醍醐味ですね。

さて、そうした魅力的なビジネスパーソンに共通している点はあるのでしょうか?私の感覚ですが、あると思っています。どういった点が共通してるかとういと、みなさん「やる」人たちなのです。もっと分かりやすくいうと、「見る・知る・分かる」ではなくて、「実際にやってみる」という思いを重視しているタイプである気がします。行動原理主義というか。能書きや解釈よりも「やってみる」という感じですね。

例えば、日本株が儲かるから証券口座を開設して少額取引してみたら?という話を私がしたとしましょう。そうすると反応はすごくざっくり分けると3タイプに分かれます。1つ目は「あ~そうらしいね。」「へ~いくらぐらい儲かるの」「知っている。日本経済新聞にも書いてたよ」などなど知っているという確認で終わるパターン。2つ目は「そうなんだ。やってみようか。どうやったらいいの?」と行動してみるパターン。3つ目は「ふーん。興味ないからいいや」というパターン。

どれが良くて悪いという話ではなく、年齢限らず活躍しているビジネスパーソンは思考パターン的に2つ目のタイプであることが多い気がします。定量データはありませんが。

私の思い込みである可能性が高いのですが、日経新聞でこんな記事を見つけました。無人決済システムTOUCH TO GOの社長さんのインタビュー。有料会員限定記事なので全文は閲覧できないかもしれませんが、見出しだけでも読んでみてください。その中で、「やる」について語っている個所が非常に興味深い。以下、引用します。

阿久津さんはJR東日本に入社して18年目になるが、鉄道事業の経験はない。鉄道網や駅から新たな価値を生むことを目指す部門に所属し、小売りや地方創生、グループの買い物ポイントの統合などを担当してきた。
前例のないことを始めるとき、組織の壁を乗り越えるために大切にしてきたのは、誰よりも早くその分野に詳しいプロになることだ。「『見たことがある』と『やったことがある』では全然違う」と言葉に力を込める。

「見る」より「やる」先決 阿久津智紀さん: 日本経済新聞 (nikkei.com)

非常に示唆に富んでいる内容ですね。「やったことがある」=行動したことがある、ことを積み重ねていくことの大切さが分かります。ということで、行き詰まりをなんとなく感じていて、普段「知っている」「見たことある」に陥ってしまいがちなビジネスパーソンの方がいらっしゃっいましたら、ぜひ「やってみる」へシフトすることをおすすめします。そうすると世界は意外にあっけなく変わる気がします。

ちなみに私は今年は「機械学習」の勉強をやっています。ガチ文系なのでハードなチャレンジです(笑) でも、楽しいです。一緒にがんばりましょう(^^)

キカガクさんPresents 【Python&機械学習入門】は面白い。自学で挫折した人たちにおすすめ。

こんにちは。昨年からコツコツAIリテラシーを高める勉強とPythonの勉強を始めました。と言っても、実務レベルとは程遠く、小学1年生レベルのプログラムを書いたり、Couseraの講座を受講したりする程度。

AIリテラシーは講座がとてもよかったので自分が目標としていたレベルには去年到達しました。ところが、Pythonについてはイマイチピンと来てなかったんですよね。趣味レベルで遊ぶなら、小学生1年生レベルのPythonをコツコツやっていればOKです。しかし、私の場合は2年以内に実務レベルでPython×マーケティングサービスを作って、秋田のクライアントに提案するという目標がありました。小学1年生レベルのPythonをコツコツやってからというスピード感では何年かかるのやら?というレベルだ(笑) マーケティングに例えるなら成果がなかなか出ない4Pを延々と試しているような感覚にもなってました。去年時点で2年以内ですから、2022年と年が明けたのであと1年となるわけです。いかんいかん。

ということで、成果を出すためのマーケティング戦略思考よろしく、戦術ではなく戦略を見直することにしました。まずは考え方。以前は基本的な知識をまずは身につけようと超初心者向けの勉強をコツコツという考え方でしたが、これを変更。ある程度実務に直結しそうな骨のあるレベルの講座を短期間で集中して受講するという考え方にチェンジ。また、私の場合、紙の参考書は肌に合わなかったのでオンライン講座をメインにしてやろうとも思いつきこれも採用することに。

ここからはゼロベースで教材を探しました。エンジニア畑の方ですと独学である程度のレベルまで行けると思うのですが、こちとら教育文化学部卒のガチの文系(笑) なかなかスムーズにはいかないわけです。本ではなくオンライン講座を探すわけなのでGoogleを活用しただただリサーチ。

その結果、晴れてよさげな教材を発見。それがキカガクさんのオンライン講座。

https://www.kikagaku.co.jp/

私が受講しているのは「Python&機械学習入門」という講座です。講義の内容もさることながら、何よりもダッシュボードが見やすくてとてもいいんですよね~ 継続日数とかも自動で記録されるので勉強を続ける気にもなりますし。実際の画面はこんな感じ。

実際の画面です

まだ勉強して数日ですが、難易度も難しすぎず、易しすぎず、ちょうど良し。Pythonや機械学習には興味はあるけど何からやったらいいんだ~と悶々としている文系の皆様。ぜひキカガクさんのオンライン講座を受けてみてください。私が受講している講座は無料で受けれましたよ~ 

それでは引き続き勉強頑張ります。