こんにちは。ネットニュースでためになる記事を見つけました。テーマは幸福について。
幸福になりたいと願う人が幸福から遠ざかる皮肉
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詳しい内容は上記リンクをご覧いただければ分かるのですが、ポイントをまとめます。
- 幸福を追求しすぎると、ものごと自体を楽しめなくなる。
- 国連の「世界幸福度報告書」で世界で最も幸せな国に選ばれているフィンランドで幸福に関する調査も実施した。
- フィンランド人にどれだけ幸福なのかを考えて繰り返し調査に答えれば答えるほど、幸福度が下がっていくことが分かった。
- 人よりも幸福を真剣に考えている人は、平均して幸福度が少し低いという研究結果が出た。
- 幸福は計画できるものなく、大きいときもあれば小さい時もあるすばらしい感覚のことを指す。
こんな感じです。ポイント以外で特に印象に残った文章もありました。引用します。
また、幸福を追求しすぎることは「ハッピーコンデリ症」を引き起こしかねません。ハッピーコンデリ症とは、「自分は今よりも幸福でなければならない」と考えるせいで、実際よりも不幸だと思い込む症状です。なので「幸福か否か」という2択で考えるのではなく、「どのくらい幸福か」で現在の自分をとらえるほうが健全なのです。
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この記事は幸福をテーマにしていますが、事業の成功という視点でもこの理論は応用できると感じました。
例えば、年商1,000万円の飲食店を目指して起業した人がいたとしましょう。初年度の営業も順調にこなしましたが、売り上げを集計したところ年商は600万円という結果でした。さて、この結果はどう捉えることができるでしょうか?
まず1つ目は「幸福か否か」という2択を軸に考えるパターン。このパターンでは「1,000万円いったか否か」という考え方になりまして、1,000万円いかなかったので残念。。。と捉えることになります。
他方、「どのくらい幸福か?」と考えるパターンではどうでしょう?このパターンでは「1,000万円の売り上げはいかなかったけど好きな料理でお客様に喜んでいただいている。サラリーマンの時とは違って随分幸せだ」などと捉えることになります。
同じ現象だとしても捉え方を変えると受け取り方が随分違うことが分かります。幸福や成功という言葉は不思議な魔力を持つますが、いつのまにか、多いほうがいい、すくなければダメという固定観念にハマってしまう可能性もあります。
成功や幸せを多い、少ないという定量的な比較で捉えることも時には大切ですが、あまりやりすぎると知らないうちに自分自身を自分で攻撃してしまい息が詰まるような状況を招きかねません。成功や幸せは目には見えないので比較自体が難しい。見えないだけにムキになりがち。
ですので、自分が”幸せである”とか”成功しているか”と証明することはやめましょう。証明しようとすればするほど真剣になっちゃいます(笑) そうなると、幸福度が低下してしまいますよ(^^)
ちっぽけでも構いません。あなたがたまに日常生活の中で幸せを感じれるならそれでいいじゃないですか。比較せずに自分で幸せを噛みしめて、深く味わうような人生を送りたいものですね。
今回記事で紹介されていた本は以下の本です。ご興味あればぜひご覧ください。お読みいただきありがとうございました。