【Bing AIと遊ぶ】ブログタイトルと記事を考えてもらったの巻:気になるその出来栄えは!?

。みなさん、こんにちは。吉野です。最近はAIを使ったサービスで遊ぶのがマイブーム。指くわえて待ってるんじゃなくてね、自動車の運転みたいにさ、こういうのは実際動かしてみるのが大事です。有名なのはChat GPTですが、他にもいろいろあるよ。楽しいのは画像生成AIの Midjourney。ためしに、事務所の看板猫をAIにイメージしてもらったよ。どうかな?結構かわいいよね?あなたはどれが好き?

猫、ヒノキ、可愛いでAIが作った画像(使用サービス:Midjourney)

それで、本題。Bingに搭載されているチャットAIさんを使って、コンサルタントが書くブログのタイトルと中身を考えてもらったよ。所要時間は多分10分程度。楽しかったですね。なんというか、優秀なウェブライターが当事務所に新たに採用されましたみたいな感じ。さて、ではAIさんが作った記事内容はどんなものか?見てみてましょう。

記事タイトル:コンサルタントが実践する!ストレスフリーな働き方

やるじゃないか!よくありそうな見出しだがこれを一瞬で出すところは好感を持てるぞ。ついでだったので本文もお願いしてみました。それほど長い文章ではないので、全部ペーストします。

=====================これはBing AIが書いた記事です============================

  • はじめに
    • コンサルタントは高いプレッシャーや責任感を抱えながら、多様なクライアントやプロジェクトに対応しています。
    • コンサルタントがストレスフリーな働き方を実践することで、仕事のパフォーマンスや満足度を高めることができます。
    • この記事では、コンサルタントが実践しているストレスフリーな働き方の具体的な方法を紹介します。
  • 本文
    • ストレスフリーな働き方の方法1:自分の時間を大切にする
      • コンサルタントは仕事に没頭しがちですが、自分の時間を確保することでメンタルやフィジカルのバランスを保つことができます。
      • 自分の時間とは、趣味や運動や読書など、自分が楽しめることや癒されることです。
      • 自分の時間を作るためには、仕事の優先順位をつけたり、効率的にタスクを処理したり、無理な残業や休日出勤を避けたりすることが大切です。
    • ストレスフリーな働き方の方法2:チームワークを活かす
      • コンサルタントは一人では仕事を完結させることができません。チームメイトやマネージャーやクライアントと協力してプロジェクトを進める必要があります。
      • チームワークを活かすことで、仕事の負担や孤独感を軽減することができます。
      • チームワークを活かすためには、コミュニケーションやフィードバックや相談や支援など、積極的に関わり合うことが大切です。
    • ストレスフリーな働き方の方法3:ポジティブシンキングを心掛ける
      • コンサルタントは困難や失敗に直面することも多くあります。そのような時にネガティブに考えてしまうと、ストレスや不安が増幅してしまいます。
      • ポジティブシンキングを心掛けることで、問題への対処力や学び力や自信力を高めることができます。
      • ポジティブシンキングを心掛けるためには、成功体験や長所や目標など自分への肯定的な言葉を思い出したり,困難や失敗から学ぶ点や改善点・成長点・挑戦点等ポジティブ面だけ見つけてみたり,周囲からもらった褒め言葉・感謝・励まし等ポジティブ情報収集したりすることが大切です。
    • おわりに(続き)
      • コンサルタントはストレスフリーな働き方を実践することで、仕事の効率や品質や満足度を向上させることができます。
      • ストレスフリーな働き方の方法として、自分の時間を大切にする、チームワークを活かす、ポジティブシンキングを心掛けるという3つのポイントを紹介しました。
      • これらの方法はコンサルタントだけでなく、どんな仕事にも応用できるものです。ぜひ試してみてください。
  • ====================ここまで============================

どうでしょうか? 出来栄えは悪くないですな。というか結構高い。いわゆるウェブにあるまとめ記事みたいなクオリティーは出せてる気がします。ただ、なんというか、機械的です。AIなんだから当然ですが。知識量でいったら現時点で人間よりもAIのほうが上なのでは?と思う。

しかし、読んでいて感じたのは、抑揚がないというか、面白みがない。ビジネス分野では特に問題ないと思いますが。。。情緒的な栄養が低いので、教育・看護・福祉・チームビルディングなどの分野で必要とされる言葉や文章で人の感情や感動を引き起こすトリガーを引く力は今の時点では弱い気がする。

情報をそつなくまとめることは絶対AIに軍配はあがるでしょう。しかし、人をやる気にしたり、励ましたり、いたわったり、その辺の生身の、中身が濃いコミュニケーションに関してはヒトにしかできない気はします。だからきっと、本質的な心の悩みや事業課題を解決に導くコンサルティングや能力を引き出しながらゴールを達成するように支援するコーチング?といった高度なコミュニケーションはAIがいくら発展しても淘汰はあまりされない気がします。あくまで現時点ではですがね。

ただ、逆にビジネス領域ではこうした高度な生身のコミュニケーションではなくて決算書しかり融資しかり投資計画、事業計画、改善計画など含めて数字と文字情報である程度良しあしを判断することができるので、だいぶAIの浸透によって変わっていくでしょうね。余計な仕事しなくていいってことになる。まぁ、それで薔薇色の未来か?というとそんなこともない可能性もあるのだが、それは別の機会に。ただね、それも含めて楽しみましょう。だって今世界が変わりまくっていく序章だから。みなさんもいろいろ遊んでみてね。私は、今度は曲を勝手に作ってくれるBoomyで遊んでみよっと(^_-)-☆ 音楽ダメダメな私がどんな曲を書かせることができるのか?こうご期待(笑)みなさんもよい週末を♪ 

【値上げラッシュ✖️光熱費高騰】五里霧中の2022年経済。それでもその先を見る知恵とは?

こんにちは。あっという間に12月!早いですね。今年やり残したことはないか?日々自分に問う日々を慌ただしく過ごしています。みなさんはどうですか?私はまだまだ今年にやりたことがあります。全部終わるかは私次第😎 がんばろう。

さて、表題の件。今の日本経済が置かれている状況というのはとても厳しい。インフレ止まりませんし、賃金は上がらない。そして、電気料金高騰。一部の富裕層(純金融資産1億円以上)を除けばこの状況でマイナス影響を受けている人の方が多い。そして、来年以降日銀がついに金利を上げるか?とも言われている。利上げの影響は当然住宅ローンにも波及。

今後10年以内に住宅ローン金利は上がる? 10年固定金利への対応から、銀行ごとの金利予想を分析(ダイヤモンド不動産研究所)

https://diamond-fudosan.jp/articles/-/1111740

これ以上、景気が悪くならないでぇ〜!と叫びたくなりますが、おそらく来年もインフレ傾向は続きますし、賃金上昇もあまり期待できないでしょう。それは悲観的なシナリオではなく現実的な予想なのでしょうがない😊

大事なのはここから。では、どうしよう?まずポイントは、どんなに経済状況が悪くなったとしても、日本経済、いや日本社会そのものがスイッチオフみたいに一瞬でリセットされる事態はあまり想定できません。たとえ、日経平均や日本国債が暴落しようが、社会騒動がたくさん起ころうが、全てがゼロになるということはない。この辺のリアリティは、真山仁さんのオペレーションZが近い気がします。

連続ドラマW オペレーションZ ~日本破滅、待ったなし~ DVD-BOX

https://www.tc-ent.co.jp/products/detail/TCED-5401

つまり、世界はいきなりなくなりませんし、生活は続きます。ということは、”時代の流れ”を意識し、どのマーケットに活路があるのか?どういう方向性に世界が変わっているのか?を意識しながら上手に適応していくことが求められます。

では、その際はまず何から始めたら良いか?まずは国の各省庁が取りまとめている中長期的な経済政策を眺めてみることから始めましょう。未来を完全に予測することは難しいですが、ある程度輪郭を掴むことはできます。その際、参考になるのは意外に”お堅い”レポートだったりします。たとえば、岸田政権が掲げた”新しい資本主義”の中身、みなさんご存知ですか?こうした資料も眺めてみることで、今後国がどういう分野に力を入れていくか?が理解することができるのです。政権を支持する、支持しないという気持ちは一旦クリアにして、日本の中枢が何を考えているかを冷静に見極めるのです。

政府広報オンラインサイト(新しい資本主義の実現に向けて)

https://www.gov-online.go.jp/tokusyu/newcapitalism/

ちなみに、新しい資本主義で中心になる4分野は次の通りです。

■人

■科学技術・イノベーション

■スタートアップ

■グリーン・デジタル

このサイトがわかりやすい。

NHK政治マガジン 「新しい資本主義」で「資産所得倍増プラン」分配戦略後退指摘も

https://www.nhk.or.jp/politics/articles/lastweek/83913.html

抽象的な表現が多い気がしますが、政府関連の資料を読み込んでいくと、具体的な分野がしっかりと浮かび上がってきます。例えば、4つの分野の中にある”グリーン”というワード。これはグリーントランスフォーメーション(GX)に力を入れていくことを指しています。このグリーントランスフォーメーションというワードの中には、半導体、風力発電、EV、データセンターなどの具体的な分野が含まれています。

2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略

https://www.meti.go.jp/policy/energy_environment/global_warming/ggs/index.html

そういえば、次世代半導体を扱う会社を大企業が協力して立ち上げましたね。こうした取り組みのもとになっているのは国が定めている大きな戦略です。

新会社「ラピダス」始動、次世代半導体の国産化へ一歩 10年近い遅れを得意のものづくりで挽回

https://www.netdenjd.com/articles/-/276111

なぜ、こうした情報がこれから重要になるかというと、「国」が予算を出すというマーケットには、成長のチャンスがまだまだあるからです。良いか悪いかはさておき、国が予算を出すいわゆる”官製マーケット”は底堅い。仮に政府がなくなったとしても、大きな方向性は変わらず、次の政府も同じような方向性を向いていくでしょう。(例えば、デジタル化やDXというキーワードは政権がどこになろうと世界的な潮流なのできっと実施する方向で変わらないはず)

景況感の改善があまり期待できず、内需や外需を中心にしたマーケットも盛り上がりにかけることが予想される来年以降の日本経済(景況感とは関係なく金融マーケットの盛り上がりなどは期待できます)。それでも事業者は事業を続けていきますし、われわれ庶民の暮らしも続きます。たとえ、どんな状況になったとしても。。。

こうした状況下で頼りになるのは何か?金融資産もインフレ下ではあまりにあてになりません(目減りしていくので)。ましてや組織や団体に人生を委ねることはこの不安定な時代においてかなり危険。ではどうするか?1つ考えられるのは、デバイスや人的ネットワークを駆使して、世界と日本の大きな「流れ」を捉え、その流れにそって生き方や仕事を合わせていく柔軟なセンスを磨くこと、です。

住んでいる場所も現時点での年収も、今までの過去の実績もこの変化の激しすぎる時代においてはあまり意味をなしません。どこにいても、何歳であろうと、主体的に世界と対峙し、自分の人生の舵を切っていくのです。情報と自分の人生がコネクトするスピードがこの3年で加速度的に増しました。世界の状況と無関係でいられる「安全地帯」はもはや国内外どこにもないでしょう、少なくとも一般庶民レベルでは(王族は別)

自分のキャリアを考える際は、自分のやりたいことも大事なのですが、それに加えて、今後は必ず、大きな世界や日本が向かっている方向性をおさえるようにしてください。景況感の改善は多分しばらく期待できません。

つまり、予算がつく分野や成長の余地がある分野はすでに決まっている。いずれはAIの劇的発展によって将来は働かなくても大丈な状態になると思いますがそれはもうちょっと先でしょう(そうした未来に関してイメージを深めるためにはこの本がおすすめ:https://www.amazon.co.jp/財政破産からAI産業革命へ-日本経済、これから10年のビッグ・シフト-吉田-繁治/dp/4569832636/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=カタカナ&crid=TJDB0JDHPX19&keywords=ai+経済+吉田&qid=1670662642&s=books&sprefix=a+i+経済+吉田%2Cstripbooks%2C177&sr=1-1

大きな流れをおさえて、自分のビジネスや生き方をトランスフォーメーションしていきましょう。DX・CX・GXなどが向かう先は結局のところ、「LIFE TRANSFORMATION(LX)」なのです。生き方を大きく変えていく。LIFE SHIFTという本がベストセラーになったのもこうした背景があるはず。当然、私も例外ではない。変えていく必要がある笑 がんばるぞ!

まとめます、瑣末な情報に決してとらわれず、時代の流れを積極的にキャッチアップしましょう。最初は公開情報を取りに行くことが肝心です。世界の流れ、日本が向かっている大きな方向性を読むのです。そして、そこを意識して、向こう30年程度自分自身のキャリアや人生をどうそこに合わせていくのが戦略を立てていく。時間軸は数ヶ月で終わらず長ければ数十年の長い時間軸になると思います。

それでも先はきっとあるはず。2022年悔いのないように過ごしましょう😊 久しぶりに堅い記事笑 色々書きましたが、幸せを掴むためには日頃の努力が大事だよという話ですね。以上です。

(ふるさと秋田、そしてわたしへ)江戸以降の豊かさ幻想から目を覚まし創意工夫するべきは今なのだ

 こんにちは。吉野です。三連休の最終日、いかがお過ごしですか?私は今週末のセミナーの準備やらで忙しくすごしています。違うな笑 土曜日は奥さんと盛岡で開催された北のクラフトフェアへいっていきました。全国各地から工芸品をつくっている職人さんたちがたくさん集まるイベント。楽しかったなぁ。盛岡という街は一見すると地味。

だがしかし、本当に奥深い魅力を持つ街なのだ。古い建物が残っていたり、歴史や物語を大切にする気風があったり、全国的にも有名な喫茶店が数多くあったりと。。。東京や仙台などに広がる日本の都市風景をアメリカ的と括るならば、盛岡市のそれはヨーロッパ的な感じがするのだ。中心部に川が流れる風景はどこか京都四条あたりにも似ている。盛岡という街からは消費文化のにおいはあまりしない。流行には安易に流されないで自分たちの文化を貫くという無骨だが力強い雰囲気が色濃く残っている。流行ものや浮ついた雰囲気や派手なイベントが苦手で歴史や文化、地味だが丁寧な仕事ぶりに惹かれる私にとっては盛岡は非常にここちよい。11月また行くことを楽しみにしているよ。

盛岡の話を冒頭持ってきたので、次はわたしのふるさと秋田の話をしよう。私は秋田のことは好きだ。人柄も穏やかな人が多く、東北人のなかでは割と楽観的で社交的な人が多い気がする。温泉も多く、野菜もお米もおいしい。だがしかしだ、このままでは秋田は非常に厳しい未来が待っていると言わざるを得ない。それは少子高齢化がどうした、県知事や市長、まちづくりがどうした、という原因ではないまったく別の視点で感じることなのだ。

秋田県という県は実に恵まれた県であり、一種のユートピアだったのではないか?と私は思っている。江戸時代から昭和の高度経済成長の間はとくにそうだっただろう。なぜか?秋田は「富が自然に出てくる場所」であり続けたからだ。具体例を挙げよう。秋田には鉱物資源、石油資源、温泉、秋田杉、はては、お米、伝統工芸、日本酒までとにかく「豊かさの象徴たるもの」が出てくる場所だったのだ。未開の地と思われてきた東北の地に山ほど金銀銅が取れる鉱脈が発見されたら江戸時代のお偉いさんはどう思っただろう?しかも温泉もある!ここは楽園かと思ったのではないのだろうか。。。

そう、秋田は長い間「北の楽園」であった土地なのだ。では実際の今の秋田はどうか?少子高齢化や所得減少など苦境に喘いでいる。しかしながら、奇妙なことに、秋田県在住の人たちは年齢関係なくそこまで絶望したり、必死に何とかしようと思っている雰囲気はあまりない気がする。実に不思議だ。ではなぜか?これは私の仮説だが、江戸時代以降蓄積されてきた「北の楽園であったころの豊かな記憶」の残滓があるからだと考えている。昔のよかったイメージがもたらす多幸感は強烈だ、感動的な映画を見たときの余韻がずっと残っているような感じに近い気がする。秋田は平成以降もずっとその記憶が県全体を包んでいる気がする(目には見えんがね)それを悪いことだとは思わないが、時代は変わったのだ。いつのまにか秋田は「豊かさの象徴が自然に湧き出る場所」ではなくなり、基幹産業も育っていない課題山積みの東北の一県になったのだ。今の日本の豊かさを示す場所はおそらく東京でしょう。人・モノ・カネが集まる場所こそ豊かさの象徴となったのだ。

持たざる場所は持たざる苦悩を知り、創意工夫を必死でやる。いつか豊かになることを夢見て。秋田は現在、秋田県としての県政が始まって以来の危機的状況にあると私は勝手に思っている。今まで持たざる状況になったことが少なく、そしてその状況を自力で打開する創意工夫を積極的に行ってこなかったのに”それ”に取り組まざるをえない状況に立っているからだ。

今は豊かさの幻想から目を覚まして、今一度、創意工夫で価値を高める必要がある。事業者ならなおさらだ。豊さはあるものではなく、創意工夫の結果得られる1つの結果だ。お米があるのは当たり前じゃない、温泉があるのは当たり前じゃない、石油資源が掘れば出てくるのも、風が強いのも当たり前じゃない、天然資源に頼らず、そろそろ自立の道を探るタイミングなのではないか?ずっとやってこなかった宿題をやる子供みたいだけど、やればきっとできるからさ、がんばろうね、秋田県。私もがんばるから。政治家みたいな文章になったな笑 選挙はもちろん出ません(笑) お読みいただきありがとうございました。来週もがんばれ!

バタバタせずに毎日を「乗りこなす」にはどうすればいいか?ポイントはバックキャスト志向!

こんにちは。6月18日(土)の静かな時間帯、ゆっくりブログを書いています。時間が経つのはあっという間。2022年の上半期ももうすぐ終わり、いよいよ下半期に!体感的には毎月12月のクライマックスのような慌ただしい勢いで過ぎていっています。来週、6月21日(火)は夏至。1年で1番日が昼が長い日でしたっけ?夏が始まりますね。ちなみに、夏至は西洋占星術ではこのように定義されています。

春分図、夏至図、秋分図、冬至図といった「四季図」は、特定の個人の資質ではなく、「日本という国の情勢、国を取り巻くムード」をあらわします。(ホロスコープの場所を東京で計算した場合)

https://sup.andyou.jp/hoshi/summer_solstice_2022/

私は占いを完全に信じているわけではないのですが、日常生活ではある程度目安にしています。要するに、夏至の時点での雰囲気が今後の日本の情勢を表している可能性があるそう。夏至のとき、自分が感じたことが今後半年のムードを左右することもあるかもしれませんね😊

さて、あっという間に時が過ぎていく(そう感じているだけかもしれませんが)令和時代。慌ただしく、バタバタするよりは日々目的を持って、目標に進んでいくように過ごしたいものです。では、どうすればよいのでしょうか?いろんな考え方がありますが、フォーキャストではなくバックキャスト志向で過ごすことが肝心。見慣れない単語が2つ。フォーキャスト、バックキャストそれぞれの意味を調べてみましょう。

バックキャスト、またはバックキャスティングとは、ある事柄において、目標となる未来を定めた上で、そこを起点に現在を振り返り、今何をすべきか考える未来起点の発想法である。対になる言葉をフォーキャストというが、例えば「ウェザーフォーキャスト=天気予報:過去のデータや実績などから天気を予測する」などを考えると、過去+現在起点なのか、それとも未来起点なのかという視点がわかりやすいかもしれない。

https://adv.asahi.com/keyword/11962344

過去のデータや実績からゴールを予測し進んでいくのがフォーキャスト、ゴールをイメージし未来から現在に進んでいくのがバックキャスト。わかりやすく例をあげましょう。例えば、就職活動の際、こうやって決めいくのがフォーキャスト。株式会社Aは20代は年収400万円、30代は年収500万円、40代は600万円。。。。20代で結婚して、30代でマイホームを買って、40代では子供と楽しく過ごして・・・よし!株式会社Aに決めよう。

他方、バックキャストはこんな感じ。株式会社Aは40代で600万円。でも、40代では年収700万円欲しいからなぁ。そうなると仕事で成果をあげる必要があるからなぁ。入社してから仕事で成果をあげるためにはどうしたらよいかな?営業活動で成果をあげよう。そうすれば大丈夫・・・・よし!がんばろう!

なんとなく伝わったでしょうか?過去と現在と未来はそんな変わらず、今現在と誤差はあれどおおよそ予想通りに進んていくという姿勢がフォーキャスト的な志向と言ってもいいですね。それに対して、未来は過去の積み上げとは必ずしも限らない。未来から今現在を眺めて未来に向かっていこうという姿勢がバックキャスト。

要するに視点が異なるわけです。では、なぜ、令和時代の今はバックキャスト志向の方が大事だと私は考えているのでしょうか?理由は以下の通りです。

  • 予測が困難な時代に突入しており、過去の積み上げ思考があまり役に立たない
  • 身の回りの情報量が爆発的に増え、現在の状況から未来をイメージすること日常的に難しくなった。
  • 収束の兆しがないパンデミック、物価高、など現在の状況からポジティブな未来を想像しづらくなった。

つまり、現在の積み上げ方式では幸せな将来が見えづらくなっているのです。しかも、日常生活はどんどん慌ただしくなる一方、デジタル技術だけが過剰に発達しているのでメッセージをやり取りする量だけはどんどん増えているので感情的なトラブルなどにも巻き込まれやすくなっていますね。それはバタバタするはずです。

最近、バタバタして全然将来のことを考える余裕がないという人は、落ち着いて、制約を取っ払って、手帳やカレンダーを見ながら、自分はどんな未来を作りたいか?集中して考える時間を取るようにしましょう😊これが意外と難しい笑 でも、結局は慣れです。少しずつでも良いのでコピー用紙の裏や手帳に自分の未来を描きましょう。そして、そこに向かっていくには今何をやれば良いか整理をしてみるのです。整理したらあとはやるだけ!集中してやるだけ😄 最初はうまくいかなくても落ち込むことはありません。バックキャストを最初からできる人はほとんどいません。トレーニングあるのみ。

みなさんに明るい未来が来ることを願っています。私もがんばります😄 それでは良い週末を♪

未来自由ノオト〜Web3がつくる近未来の風景=デジタル創生紀の時代のSTART〜

みなさん、こんにちは。6月11日、今日は傘の日。傘っていつ頃使われているかご存知ですか?なんと、今から4000年前の昔から使われていた記録が残っています。ロングヒットどころの話じゃない😀そう考えると感慨深いですね。傘大事に使いましょう。私は最近居酒屋に置き忘れてなくたけど😭

ちなみに日本で有名な傘の産地は岐阜県。CASAというお店が有名(https://wagasa.shop)。オシャレ^ ^

さて、閑話休題。みなさんは「Web3.0」という言葉を聞いたことがありますか?先日の前澤友作さんのtwtitterでも話題になっています。気になってWeb3.0の意味を調べてみました。以下、wikipediaより。

Web3(ウェブスリー)、またはweb3とは、パブリック型のブロックチェーンを基盤としたインターネットの概念である。この言葉は2014年に暗号通貨イーサリアムの共同創設者であるギャビン・ウッドによって作られたもので、このアイデアは2020年と2021年に暗号通貨に熱狂する者や大型IT企業、ベンチャーキャピタルから関心を集めた。

https://ja.wikipedia.org/wiki/Web3

分かったようで分からない説明😊 でも、ポイントは明確ですね「パブリック型のブロックチェーンを基盤としたインターネットの概念」がWeb3を指します。そして、一番大事なのは”パブリック型”という考え方にある。ここを深掘りしていきましょう。

なぜ、パブリック型に注目するのか?それは今のWebサービスと比較すれば簡単に理解できます。例えば、今流行りに流行っているyoutubeやInstagramなどのWEBサービス。最終的な利益はどこに集まるのでしょうか?最終的にはGAFAなどサービスを運営しているテック系企業に集まります。もちろん、一部インフルエンサーやyoutuberに還元はありますが、企業収益と比べると微々たるものでしょう。

つまり、今までのWebサービスは特定の企業&創業者に利益をもたらしていました。特定の個々人にのみに利益が還元されるという意味合いできわめてプライベートなあり方と言えますね。

対して、Web3の世界では、サービスもサービスから発生する利益についても、個々人に属するようになるのです。そうした意味での”パブリック”なのです。

ちなみにWeb3のサービスに属するサービスはこんな感じです。

  • ブロックチェーン
  • 仮想通貨
  • NFT(非代替性トークン)
  • メタバース(3次元の仮想空間やそのサービス)
  • DeFi(分散型金融)
  • DAO(分散型自律組織)

横文字ばっかり!このブログはテック系の解説ブログではないので、全てのサービスを細かく説明することはしません。というかできない。もし、気になる方は”Web3”で検索してテック系のブログなどを見てみてください。

さて、そんなWeb3のサービスですが、1つ気になるワードがありました。DAO(分散型自律組織)。この概念はWeb3という世界観にとどまらず、今後の日本や世界の未来を考える上でとても大切なキーワードだと感じています。ポイントは分散と自律。DAO(分散型自律組織)の特徴は以下のように述べられています。

  • 中央集権的な管理者がいない
  • 民主的な組織運営ができる
  • 国籍や性別に関係なく誰でも参加することができる

どういうことなのでしょうか?例えば、今までは株式会社AやA県という大きな組織が社会の中心でした。ある意味国家という概念も大きな組織の1つですね。大きな組織にはトップがいます、そして、組織の中ではいわゆる”偉い人”が権力を握っていました。従業員と役員は平等ではありません。良し悪しの話ではなく、実際そうですね。大きな組織や枠組みとそこで権力を持つ人たちを中心に世界はまわっていました。

ただし、そこで働く人たちは不幸せだったかというとそうとは言い切れない。組織の命令を守っていて、一定のルールを守っていれば枠組みの外にはみ出すことはなく生活の保証は給与や保険という形でされていたからです。しかし、時代は大きく変わろうとしています。まさに今、他律的な生き方が中心の時代が終わろうとしているのです。中央銀行が無限にお金を刷れば国家運営は破綻せず維持可能という現代金融の考え方もある意味他律的。

次なる時代は自主自律の時代です。そうした新しい時代の生き方を促す受け皿がDAO(分散型自律組織)という考え方なのではないか?と私は感じています。大きな組織の時代が終わりを告げようとしている今、結果何が起きるか?全てが静かに解体され、そして再生される時代が始まります。国、通貨、国民、国会、自治体、会社などなど、今まで大きな役割を果たしてきた大きな枠組み自体が静かに解体されはじめます。そして、それをWeb3というテクノロジーを活用して、デジタル空間を中心に再び産み出していく時代がはじまります(いや、そんな気がするだけ)

Web3のDAOを活用すればデジタル国民、デジタル村民として国政・市政に参加することも可能です。実際、新潟県の旧山古志村ではそうした取り組みが始まっています。

新潟県・旧山古志村「集落存亡」をかけた挑戦——NFTで財源確保、デジタル村民総選挙

https://www.businessinsider.jp/post-251703

国家も国民も通貨もWeb3があればつくりだすことができる時代。すごいですね!自律した個人が集まればなんでもできる時代がいよいよはじまりそうです。あなたはWeb3でどんなコミュニティをつくりたいですか?どんなデジタル国家をつくりたいですか?個人個人に今まさにそれが問われている時代だとヒシヒシと感じます。

個人の経験やスキルをデジタル空間で自由に持ち込んで世界中の人たちと未来を作っていく。「こいつと組んだら楽しいだろうなぁ」とか思ってもらって今まであった事もない人たちと未来を作っていく。そんな未来が広がっていくんでしょうね。ここ5年くらいで。私も新時代に取り残されないため毎日元気に過ごしていこうと思います。みなさんはどうですか?一緒にがんばりましょうね。

小鳥博士の生き方が魅力的〜ポスト金融資本主義時代の生き方

こんにちは。週末はたいてい家で過ごします。やることを決めて、それを淡々とこなす。月曜日から金曜日でできなかったことをやったり、掃除をしたり、勉強したり、iphoneのリマインダーをフル活用しています。

それでも時間が余ったらネットサーフィン(最近は死語?)。ビジネス系の記事をまとめ読みしたり、飲んでみたい日本酒やワインを探したり。。。今日はビジネス系サイトを散歩していました。その中で、とてもおもしろ記事があったのでご紹介します。

PRESIDENT.Onlineに掲載されている記事、タイトルはこんな感じ。

東大の助教を辞め、5年任期の教員に…シジュウカラにすべてを捧げる「小鳥博士」の壮大すぎる野望

https://president.jp/articles/-/57657?page=8

この人はどんな人かというと京都大学白眉センターにお勤めの鈴木俊貴さん。あの可愛らしい小鳥、シジュウカラの研究者。研究内容はというと「シジュウカラの鳴き声の研究」。研究の結果、シジュウカラがなんと「言葉を話すこと」を突き止めたのです。鳥の言葉を発見した研究者、かっこいい!しかも、これは世界初の偉業。今年8月にスウェーデンで開催される動物行動学の学会では、基調講演を担当。研究結果をもとに「動物言語学」の創設を提言するという話も記事に書かれていました。

詳しい内容はぜひPRESIDENT.Onlineをぜひみて見てください。とても面白いですよ。では、なぜこの記事を取り上げたかというと、「これからの仕事のスタイル」が鈴木さんの言葉からなんとなくイメージできたからです。

収入の多い少ない、安定、世間体、仕事を選ぶ基準は人それぞれですが、ここ10年くらいはどうも金融資本主義的な考えが主流になっている気がします。「収入多い=偉い、すごい」という発想。いい悪いは別として仕事の価値を収入だけで判断するのは無理がありますよね。徐々に起業する人たちは増えてきましたが、それとこれとは別。向こう50年くらいは金融主義的な生き方を見直す時間となりそうです。だって、なんか疲れるでしょう😀

さて、では気になる鈴木さんのインタビュー!早速見てみましょう。鈴木さんは東京大学教養学部の助教授であった時期もありますが、今は5年の任期付きの京都大学生態学センターの機関研究員として働いています。そうした働き方に関するインタビュー箇所。以下、引用します。

周囲からは「東大の先生になって辞めるやつはいないぞ」と何度も言われたという。しかし、5年の任期ながら自由に研究ができる今の立場になんの不満も感じていない。「僕は本に書いてあることから仮説をひねり出すんじゃなくて、観察から見つけていくから、ネタが尽きないんです。ひとつの言葉がわかるだけで発見があって、論文にするとまた発見がある。そうやって、どんどん新しい疑問が湧いてくるんですよ。だから、職業的な安定よりも研究を進めるためにベストの道を選ぼうと思ったんですよね」

出典:https://president.jp/articles/-/57657?page=7

職業的な安定よりも研究を進めるためにベストな道を選ぶ鈴木さん!かっこいい!こういう人から学ぶ生物の授業や小鳥の授業は楽しそうですね。私も苦手な生物が好きなっていたかもしれない😎

また、休日に何をするかというと質問に対してはこんな言葉を残しています。

著名な芸能人と一緒にテレビに出るようになった今も、軽井沢では格安のゲストハウスが定宿。朝はシジュウカラのさえずりで目覚め、夢にはシジュウカラの鳴き声の波形が出てくる。寝ても覚めてもシジュウカラに囲まれた生活だ。息抜きする時は、なにをしているんですか? と尋ねたら、間髪入れず、こう答えた。「公園に行ってシジュウカラを見る!」

出典:https://president.jp/articles/-/57657?page=8

やばい!シジュウカラ愛に満ち溢れる発言!大谷くん的な、いやいや言わば熟練の寿司職人のような佇まい。大好きなシジュウカラに囲まれていることが楽しくて幸せなのでしょう。

いかがでしょうか?好きなことにまっすぐな人って魅力的ですね。では、鈴木さんを魅力的と判断する材料として、収入の多さをベースにして判断したかというと実は判断していないんですよね。実際、鈴木さんの年収は知らない。というかそんなことは気にもしない。

幸せそうに、楽しそうに、そして、プロとしての誇りを持っている人だなぁととても魅力を感じます。鈴木さんからシジュウカラの話を聴けるんであれば私はチケット喜んで買いますよ。

損得勘定で意思決定をせずに自分のやりたいこと、挑戦したいことにまっすぐな人は輝いています。輝いている人には人もお金も結果的に集まる。結果的な話なので当の本人はあまり気にしないでしょうが。大谷くんとか自分の年俸を気にするようには見えない。年俸はあくまで結果ですからね。

収入の多さや安定性を求めて必死にがむしゃらに生きることは否定しませんが、今、世の中がどん詰まりな今、求められているのは鈴木さんのような生き方なのではないでしょうか?お金を得るためだけに職業選択するのではないのです。お金はあくまで結果。自分のやりたいことをやるってめっちゃ幸せ〜って結果お金が発生する、そっちの順番だと思いますよ。個人的に。

ましてや、このインフレ&金融緩和終了期ではお金の価値はどんどん目減りしていくことが簡単に予測できます。どんどん目減りしていくお金。。。。これに人生を賭けるとなると疲れますね。だって、どんなに稼いでも減ってくんだもん😀

それよりも好きなこと、幸せなことを思いっきりやった方がいいですなぁ😊 そういう人がこれからの時代のスタンダードになっていくのではないでしょうか?自分が輝けばきっと金融資本主義が終焉しても幸せに生きられますよ。私も毎日笑顔でがんばります。お読みいただきありがとうござました。

CS60@酒田 次世代ヒーリングデバイスを体験。未知の世界に触れる大切さを学ぶ。

こんにちは。

先日、とある用事があり山形県は酒田市へ。

なんの用事かというと、今都市部で話題沸騰中のCS60の施術を受けに行ってきました。

CS60ってみなさんご存知ですか?

一言で説明するのは難しいのですが、あえていうと「細胞のごみを取る掃除機」みたいなやつです。

公式サイトの説明がわかりやすいはず。

https://cs60.com/cs60/(公式サイトに飛びます)

とある人の紹介で知ったんですよね。

詳細は書けませんが、日本の政治家・要人さんにも愛用者がいるとかいないとか。。

それはさておき、気になるのは効果!

どんな効果があるかというと、割と広い。

詳しくはこちらをご参照ください。

CS60はアスリートにもおすすめ?

https://cs60.com/newsletter-vol-27/

簡単にいうと、体がスッキリするみたいな感じかな。

以前から気になっていたし、新しいデバイスには目がない私。

その結果、酒田市のCS60サロン、パーリジャータの木に遊びに行きましたとさ。

▼酒田市 パーリジャータの木▼

https://cs60-yamagata.com

結果、どうだっかというと、大満足!

体が軽い😎 それに尽きる笑 

リンパマッサージの強化版という感じかな。

個人的には頭にCS60をぐりぐりされた後のスッキリ感が大好き!

これはいいですね。仕事で疲れている社長さん、どうですか?笑

佐藤さん、施術ありがとうございました!

また遊びに行こうっと😊

さて、最後に真面目な話を一つ。

知らない世界に飛び込むことをあえて作るととても楽しいです。

ついつい、人は自分の知っている世界をぐるぐるめぐりたくなりますね。

そうなると、流れが滞ります。場の、人生のエネルギーが滞る。

エネルギーが滞ると、ロクなことがおきません。片付かない部屋にずっといるけど動きたくない、そんな感じ。

だから、自分が知らないこと、未知のことに飛び込む時間を意識的に作りましょう。

そうすると、傲慢にならずにすみますし、新しいエネルギーを自分の世界に取り込めますし。

結果、自分に合わなくても別にいいんです。

要するに窓が開くから風通しは良くなるんですよね。自分の世界のね。

最近何をしても楽しくない、元気がない、という方は未知の世界にぜひ行っちゃってください。

今月も残りわずか。がんばりましょう。

【未来シナリオ予想演習】2022年以降の日本経済はどうなる?自由に語る。1950年代の池田勇人、2022年代の岸田文雄。浮かび上がる不思議なパターン。<後編>

こんにちは。前回の記事はおかげさまで当ブログ最高記録となる1日22PVを記録!こんな小さな零細ブログに20人以上の方が訪れたとは。。。感慨深い、だって1日1PVが普通のブログだもの。今回の記事は前回記事の続きなので読んでない方はこちらからどうぞ。

当ブログで最高PVを記録した記事でもある。

さて、後編の始まりです。この後編では具体的に2022年以降日本のマクロ経済にどんなことが起こりうるかズバリ語っていくよ〜。本論に入る前に理解を深めるために少々マクロ経済の観点で日本経済の状態を振り返ってみよう。では、質問。2000年代からコロナ前(2020年2月頃)までの日本経済はインフレ?デフレ?どっちの方が長かったでしょう?

もちろん、試験ではないのでデフレとインフレの意味も復習してみることにしよう。まずはインフレ。

需給の逼迫などでモノやサービスの価格が上昇すること。経済の成長には適度なインフレが望ましいとされており、主要な中央銀行は2%程度の物価目標を掲げている。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO78837880Y1A221C2M11900/

次はデフレ。

物やサービスの値段が継続的に下落している状態を指す。消費者にとって一時的な購買力の増加につながるが、長い目でみれば企業収益の悪化や所得の減少、資産価値の下落を招く。実質的な債務負担の増加にもつながる。

https://www.nikkei.com/article/DGXNASGC0301X_T00C10A8NN8000/

さて、どっちだ???

正解はデフレ。

実際にいつからいつまでがデフレの期間だったか?以下、総務省統計局のウェブサイトにはこう書かれています。

「平成」は、日本が戦後初めて経験する「デフレの時代」でした。 消費者物価指数(総合指数)は、戦後一貫して上昇してきましたが、平成11年(1999年)以降は、一時期を除き、継続して下落するようになりました。これが再び上昇に転じたのは、25年(2013年)です。物価は、大きな経済危機や原油価格の暴落などがあった年には、一時的に下落することがあります。このため、「デフレ」という言葉を使うのは、一般に、2年間以上、物価の下落が続いたときです。したがって、消費者物価指数(総合指数)の前年比上昇率からみると、物価が下落に転じてから2年後の13年(2001年)から24年(2012年)までの時期を、「デフレの時代」ということができると思います。

「平成」は、どのような時代だったか?~人口減少社会「元年」、非正規雇用、女性活躍、デフレ〜 総務省統計局https://www.stat.go.jp/info/today/146.html

2001年から2012年までがデフレの時代ということになりますね。このことから日本経済は2000年代においてはデフレ経済にあったということ分かります。

ただ、こうしたマクロ的な変化はなかなか実感が湧きづらい。なので、ちょっとイメージを膨らませてみましょう。物やサービスの値段が下落している状態がデフレの定義でした。私の感覚ですが、2000年代以降街中に急激に100円ショップやファースフードチェーン店、1000円カットの美容室が一気に増えた気がします。あなたの街でもそうではないですか?格安住宅など安さをウリにしたハウスメーカーもかなり数が増えましたね。

では、日本経済は完全にデフレから脱却したか?と言うと実は事態はそう単純ではない。2012年末に発足した安倍内閣以降確かに、物価が下がり続ける現象は一旦収束したように見えました。ところが年と月によっては、物価上昇率が0%台となったり、マイナス%になったりと完全に脱却したとは言えない状況が実は2012年以降も続いていました。そこで登場したのが日本銀行の「物価安定目標」という考え方。これ非常に大事。なぜなら、この考え方の出現以降、日本のマクロ経済の運営の基盤はこの考え方が主流となったからです。当然、2022年のマクロ経済もこの延長線上にある。。。

では具体的には何を行う施策なのか?以下、日本銀行のサイトから引用です。

日本銀行法では、日本銀行の金融政策の理念を「物価の安定を図ることを通じて国民経済の健全な発展に資すること」としています。物価の安定が大切なのは、それがあらゆる経済活動や国民経済の基盤となるからです。市場経済においては、個人や企業はモノやサービスの価格を手がかりにして、消費や投資を行うかどうかを決めています。物価が大きく変動すると、個々の価格をシグナルとして個人や企業が判断を行うことが難しくなり、効率的な資源配分が行われなくなります。また、物価の変動は所得配分にゆがみをもたらします。こうした点を踏まえ、日本銀行は、2013年1月に、「物価安定の目標」を消費者物価の前年比上昇率2%と定め、これをできるだけ早期に実現するという約束をしています。

2%の「物価安定の目標」と「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」 日本銀行 ホームページから引用

どこかで聞いたことあるキーワードが出てきていないだろうか?注目すべきは「物価安定目標」。そして、目標となる数値が前年上昇率2%であるということだ。では具体的に、日銀は「物価安定目標」を達成するにあたってどんな金融政策を実行してきたか?代表的なのはズバリ「異次元金融緩和」だ。細かい解説をしていくとこの記事で伝えたいことから外れてしまうので・・・大事なところだけ。異次元金融緩和は量的緩和と質的緩和という2つの行為が含まれている。有名なのは量的緩和、そしてこの記事を読むにあたって知って欲しいのも量的緩和だ。量的緩和の目標はズバリ「資金供給量(マネタリーベース)を2年間で2倍にする」ことだった。なお、最初の時点では「2年間で2倍」という話だったのだが、当然2年で量的緩和が終わることはなかった、今も基本路線は継承中。では、この金融緩和の結果どうなったか?以下の図を見てみよう。

20180501_1.gif

分かることは意外とシンプルだ。

  • 【物価】目標の前年比2%の上昇率に届かなかった。
  • 【お金の量】マネタリーベース(市中に出回っている現金と金融機関が日銀に預けている当座預金の合計値)は右肩上がりで増え続けた。

ちなみに、図は2018年までだが、コロナ以降はどうだろう?結論、マネタリーベースは増え続けている。

日銀は5日、市中に供給している令和3年末のお金の総額が、2年末と比べて8・5%増の670兆674億円だったと発表した。新型コロナウイルス禍で打撃を受けた企業の資金繰りを支えるため、融資を担う金融機関に対して積極的な資金供給を続けたことが全体を押し上げた。総額は過去最大を更新した。

3年末お金の量670兆円 日銀、コロナ対応で最大 https://www.iza.ne.jp/article/20220105-OHFBLDTHYJOFFBQPW7WECQHDFU/

では、消費者物価はどうだろう?下がり続けているのだろうか?

消費者物価の推移
出典:第一生命研究所ホームページ「消費者物価が2%に近づくとき」より

図をご覧いただければ分かるとおり、消費者物価は少しずつ上がり始めているのだ。最近は落ち着いてきたように見えますが、実はこれがトリックがある。携帯電話の値下げが消費者物価指数の引き下げに大幅に貢献してきたのだ(2021年11月時点での寄与度はマイナス1.48%)。通信費の引き下げ効果はずっと続くわけではない。2022年4月にはその効果もなくなり、遂に2%に達成するのでは?という見方をする人も多い。あまり実感がないかもしれませんが、実は日本経済は大きな大きな転換点を迎えつつあるのです。

さて、これまで述べてきたこと整理し、重要なポイントを列挙します。

<前提状況>日本経済は2010年代から長らくデフレに悩まされてきた。

【重要ポイント①】コロナ禍以降、消費者物価指数は上がり気味。

【重要ポイント②】市中に出回るお金の量は増え続けた。過去最大を毎年更新中。

さて、上記に述べたポイントを頭に入れて、少し考えてみましょう。これから日本経済はどんな方向に向かっていくでしょうか?いろんな考え方がありますが、話をシンプルにするためデフレか?インフレか?という2つの視点で大雑把に分けるとしよう。では、デフレ、インフレ、2022年以降の日本経済はどちらに向かうでしょうか?

私は間違いなくインフレに向かっていくと考えています。実際、日本以外の先進国はコロナ以後、すごい勢いでインフレに向かっている。ユーロ圏、アメリカ圏の消費者物価指数は2%以上のスピードで上がり続けている。

United States Inflation Rate
出典:Tradingeconomicsサイト「アメリカ消費者物価指数推移」

日本の消費者物価指数は、世界先進国に比べればまだマシだ。原因は色々あるが、そもそもコロナ以前からデフレ経済が常態化していたので、スタート地点の物価指数が低かったという点が大きいはず。だから比較的マシなのだ。だがしかし、いつまでもこのマイルドなインフレ傾向が続くか?いや、到底そうは思えない。実際、2022年の4月は携帯電話の値下げによる消費者物価指数の引き下げ効果がほぼゼロになり、2%以上の到達も予想されている。アメリカ並みに上がるとすると、、、これは事件だ。さて、このことを重要ポイントの3つ目として追加しておきましょう。

【重要ポイント③】2022年以降、消費者物価指数の上昇が更に続く。

ちなみに、インフレが進むことは悪いことなのか?実はそうとも限らない。物価の上昇に加えて、所得の上昇が同時に進んでいけばあまり問題ないんだよな。今の日本はどうだろう?所得の向上の見込みは立っているのか?残念ながらそんなことはない。事実、日本は先進国の中で所得があまり増えてない国の1つになっている。

photo
出典:Monoist 「われわれは貧困化している!? 労働賃金減少は先進国で日本だけ」より https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2103/29/news006_3.html

他の先進国は上がっているのに日本はあまり上がっていない。韓国に抜かれるのも時間の問題だろう。そして、コロナ禍以降はさらに厳しい経済状況に置かれている日本経済。ただでさえ所得が上がりにくかった日本、コロナ禍の状況下で所得が今後上がる可能性はかなり低いと言わざるを得ない。はい。これも重要ポイントに追加しよう😊

【重要ポイント④】物価が上がっても、所得は上がらない可能性が高い。

さて、最後に2022年以降の経済を予測する上で大事なポイントがある。それは日本の財政状況だ。ポイントは単純。余裕があるか?それともないか?だ。これは考えるまでもないですね😊 今の日本、財政状況に余裕なんてありません。企業に例えると赤字。歳出が税収を上回る状況がずっと続いている。ではなぜ成立しているかというと、借金(建設公債、特例公債)で賄っているから。良し悪しではなくて状態として把握しておいてくださいね。しかしながら、令和2年の歳出額はすごい。まさにワニの口。

一般会計における歳出・歳入の状況
出典:財務省ホームページ

【重要ポイント⑤】日本の財政は赤字続き。コロナ禍以降はさらに悪化。

さて、ようやく2022年の経済予測をする材料が整いました。長かった!まとめるとこんな感じね。

2022年以降の日本経済を予測する材料集

【重要ポイント①】コロナ禍以降、消費者物価指数は上がり気味。

【重要ポイント②】市中に出回るお金の量は増え続けた。過去最大を毎年更新中。

【重要ポイント③】2022年以降、消費者物価指数の上昇が更に続く。

【重要ポイント④】物価が上がっても、所得は上がらない可能性が高い。

【重要ポイント⑤】日本の財政は赤字続き。コロナ禍以降はさらに悪化。

材料集から2022年以降の経済トレンドを考えてみよう。

⭐️所得上昇が伴わない物価上昇が続く⇨街角景気、個人レベルの景況感悪化。

⭐️世の中に出回っているお金の量は過去最大規模⇨お金が余り、お金の価値が下がる。

⭐️日本の財政は赤字が続くが税収アップは見込めない⇨国家財政の不安。

実はこうした経済状況は、池田勇人がドッジラインを進めた1940年代の日本にそっくりなのだ。

池田勇人はその時何をしたのか?ドッジラインとはなんだったのか?結果、日本はどうなったのか?

過去を振り返ることで未来が見えてくる。結局、終わらなかった。次回最終編に続きます!

お読みいただきありがとうございました。ちなみに、予告です。近い未来、令和版ドッジラインは多分やらざるを得なくなります。

【未来シナリオ予想演習】2022年以降の日本経済はどうなる?自由に語る。1950年代の池田勇人、2022年代の岸田文雄。浮かび上がる不思議なパターン。<前編>

こんにちは。今回は非常に硬派なテーマでお送りします(笑)ライトな記事が好きな人には少々辛いかも。ご承知おきください。

さて、みなさんは歴史を学ぶことは好きですか?私は歴史を学ぶことが大好きです。義務教育の中で学ぶ主要5教科の中でも歴史が一番好きでした。社会人になっても歴史に対する学習意欲は高く、時間がある時は歴史上の人物や出来事に関して理解を深めています。かのアインシュタインも次の名言を残しているように歴史を学ぶことはとても有意義な時間の使い方だと私は思いますよ。

過去から学び、今日のために生き、未来に対して希望をもつ

アルベルト・アインシュタイン

さて、そんな歴史好きな私ですが、一番どこの時代が好きかと聞かれればこう答えます。実は昭和初期から今に至る、近現代の歴史が好きだと。具体的には”戦後からの復興〜高度経済成長〜バブル経済の始まりと終わり”あたりが好み。なぜか?戦争で負けて文字通り焼け野原が広がる壊滅的な状態から世界有数の経済大国に至るまでの道のりに興味があったからです。

その割に学校の教科書で学ぶ時間が少なすぎる。昭和の日本、平成の日本、今は令和の日本が地続きにリアリティを持って把握することはとても難しいのだ。今後もこの傾向は続くでしょう。三島由紀夫が予言していた通りの将来が現実味を増す2022年令和時代の日本。(三島の予言の詳細。日本経済新聞の特集記事に飛びます。興味ある方はどうぞ:https://www.nikkei.com/article/DGKKZO65222430Q0A021C2BC8000/))

さて、前置きは以上として本題へ。そんな近現代の歴史好きの私は最近、”戦後の宰相 池田勇人”をテーマに描かれた一冊の本を読み終えました。池田勇人さんが何をしたか?どこからお金を調達していたか?アメリカの誰と交渉をしていたのか?などさまざまなテーマが散りばめられていた本でとても面白かったです。

が、それ以上に私が興味を覚えたのは、池田勇人が大臣を勤めていた当時の日本の状況と、2022年の日本の状況には不思議な共通点がいくつかあったからです。次の項からは当時の日本が置かれていた状況を振り返りつつ、特徴的だった出来事を取り上げてみよう。そして、2022年今の日本が置かれた状況と照らし合わせて何が起こるか?を自由に語ってみよう。

歴史は繰り返す。最初は悲劇だが、二番目は茶番だ。

カール・マルクス

まず池田勇人とは何をした人なのか?大まかに振り返ってみよう。以下はコトバンクからの引用。主な取り組みを抜粋してみることにしよう。引用が長いがご勘弁を。非常に濃密な政治人生を歩んだ人物のため略せる箇所が少ないのだ。

政治家。広島県生まれ。京都帝国大学法学部卒業後、大蔵省に入省し、おもに税務畑を担当。1947年(昭和22)大蔵事務次官となる。1949年の総選挙で衆議院議員(広島2区)に当選し、第三次吉田茂内閣の蔵相に抜擢(ばってき)されドッジ・ラインによる財政整理にあたった。1950年3月「中小企業の一部倒産もやむをえない」、また同年12月には「貧乏人は麦を食え」と放言した。<中略> 第四次吉田内閣の通産相であった1952年11月には国会答弁中、先の中小企業についての放言を繰り返し「ヤミなど不当投機をやった人が5人や10人倒産し、自殺するようなことがあってもやむをえない」と述べたため、第二次世界大戦後初めての閣僚不信任で辞任した。<中略>1960年の安保闘争で岸内閣が退陣すると、その後を受けて同年7月、池田内閣を組織した。「寛容と忍耐」を政治姿勢として、「所得倍増」、高度成長政策を打ち出し、国論対立の焦点となる政治問題を意識的に回避しようとした。1964年11月病気のため退陣するまで4年4か月にわたって政権を担当。池田の採用した高度成長政策は、一面で日本を資本主義諸国間でGNP(国民総生産)第2位の地位に押し上げたが、他面で物価の上昇、公害、農村破壊などの新たな国民生活上の問題を生み出した。

https://kotobank.jp/word/池田勇人-30297

池田勇人の取り組みは、大雑把に分けると<蔵相時代>と<総理時代>に分けることができる。それぞれの時代に取り組んだことは次のようにまとめることができる。コトバンクに掲載されていない著名な取り組みも可能な限り、拾い出しながら振り返ってみよう。

蔵相(大蔵省の長官)、通商産業大臣時代:1949年〜1952年

  • ドッジ・ラインによる緊縮財政(企業合理化による人員整理、厳しい金融引き締めなど)
  • 住宅金融公庫設立(現在の独立行政法人住宅金融支援機構の前身)
  • 日本専売公社(後のJT)
  • シャウプ勧告と税制改革
  • 日本輸出銀行(現在の国際協力銀行)、日本開発銀行(現在の日本政策投資銀行)設立
  • 日本興業銀行(みずほ銀行の前身行)、日本長期信用銀行(現在の新生銀行)の設立
  • 投信法の提出(後の株式投資ラッシュにつながる)
  • 農地法の制定 
  • 度重なる問題発言

総理時代:1960年〜1964年

  • 所得倍増計画の発表
  • 全国総合開発計画の発表
  • 太平洋ベルト地帯の形成などインフラ投資
  • 高等専門学校の設置
  • 農業基本法の制定

難しいことはさておき、どうだろう?この取り組みの数々。令和時代の礎となる日本経済の基盤を整備したとも言えるのではないだろうか。ただ、この記事は池田勇人の偉業を讃えるために書いたわけではない。2022年以降に起こりうる出来事を語るためだ。

さて、そうした観点で池田勇人の業績を眺めてみると注目すべきポイントは相当絞られる。色々と語りたいのだが、それだとこの記事が超大作になってしまうので困る笑 ということで、1つに絞ろう。ではその1つとはどこか?

ドッジ・ラインによる緊縮財政(企業合理化による人員整理、厳しい金融引き締めなど)

ここに尽きる。なぜこの取り組みを池田勇人が実施したか?どんな課題に対する処置だったのか?その結果日本社会にどんな変化が起きたか?深掘りをしてみると当時の社会情勢が不思議なくらい、2022年時点の日本と似ていることに気が付く。

結果、岸田さんが首相をつとめる2022年以降日本にどんな変化が訪れるか?ある程度予測することが可能になる。何も無根拠に述べているわけではない。じっくりその理由も語ろうと思うんだ。思わず長くなってしまったので次回<後編>に続きます。お読みいただきありがとうございました😊

追伸)岸田さんが尊敬する人は池田勇人。岸田さんが所属する宏池会は池田勇人が創った派閥。出身地はどちらも広島県。

令和に染みる、武者小路実篤とアントン。アフターコロナは元気な人が大活躍する時代だ。

こんにちは。2月もあっという間。1月のハッピニューイヤー気分はオミクロンの猛威で吹っ飛んだね。サラリーマンも事業主も男も女も老いも若きも関係なく、なかなか生きるのにハードな世の中だ。先が見えない状況というのは人それぞれ個人的に体験されてきただろうが、世界全体、社会全体がここまで出口が見えない雰囲気に包まれているのは未体験だよね。足元の経済も相当不安定。

確かなのは今後も物価上昇は続き家計を圧迫するということぐらい?4月度は日本でも約2%の物価上昇が見込まれている(日本の物価は4月上昇後に高止まりも、「2%実現に現実味」と専門家 https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-02-10/R72NULT0G1L101)。

日本はアメリカと比べればまだマシな状況と言える。が、それでもね。。。(米消費者物価7.5%上昇に加速-40年ぶりの伸び率、予想も上回るhttps://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-02-10/R73C8PT1UM1101

2000年代以降は物価が下がりに下がった時代だった。100円ショップやプチブラショップも増えたね。でも、生活はどうだろう?楽になったかな?おそらくですが、生活が上向く実感はあまりなかった人が多いと思う。特に秋田のような地方都市はITバブル、中国特需、インバウンド観光の恩恵も少なかったからさ。それでも何とかみんな前向きに生きていこうと思っていたのは、辛うじて物価が下がっていったからだと思います。格安住宅も増えたね、2000年代。でも、2022年以降は、ただでさえ低体温的な経済環境下で物価が上がる、そしておそらく長期金利も上がる。これはキツイな〜。2%の物価上昇は所得が2%減るのと近い。勘弁してくれ〜笑

しかしながら、コロナ禍収束の見通しがたたなくても、経済の出口が見えなくても、物価上昇が続こうと、人生と生活は続きます。では、そうした状況下の中でどういった人が活躍するのだろうか?少しイメージしてみよう。どの産業セクターが盛り上がるか?などという小さな話はさておきね。私はズバリ今後は「元気がある人」が活躍する時代になると思う。コロナ禍で起きた変化を上げたらキリがない。ただ、心の不安を訴える人、感じるようになった人は多くなったのではないだろうか? 実際、アメリカでは小さい子供の精神疾患がコロナ禍で増えってしまった。

コロナ禍でメンタルヘルスの不調が増大…子どもの心のケア「非常事態宣言」の意味

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/91568

パンデミックは経済活動はもちろん、人心にも深い影響を与えてしまう。日本も例外ではないでしょう。実際、元気いっぱいな人は徐々に少なくなってきている気がします。サラリーマンやパートタイマーの人は元気がない人がだいぶ増えたかな?では、今後、社会に明るいトピックスが増えて状況が好転する確率があるかというとゼロではないがあんまり期待できない気がする。

なぜか?冒頭触れたように今年の春以降、日本に2つの波が襲ってきます、「物価上昇」と「金利上昇」。高度経済成長やバブル経済の時にあった物価上昇や金利上昇とはわけが違います。生活はきっと苦しくなるし、事業活動も苦しくなる。こういう状況下では頼りになるのは”元気”だ。冗談ではなく真面目に私はそう思っています。お金があっても無くなれば元気がなくなる。保証や社会サービスで守られていても無くなれば元気がなくなる。でも、どんな状況であれ元気な人は”元気”なのです。

不安定で出口の見えない時代だからこそ、元気な人が待望される。元気な人を見ると、人は元気になります。元気な人には人が集まってきます。ご商売だってそうでしょう?気の毒な表情をしている人と元気いっぱいな人のお店があったらどっちに行きます?元気いっぱいな人に行く人が多いでしょう? から元気はいざというときに役に立ちませんし、長続きしないのでお勧めしません笑 心も体も元気な状態を保つ人たちこそが今、必要なのです。真面目に。だから、アフターコロナの社会下で、幸せになるためには何が必要か?勤め先やビジネススキルはある意味二の次になるでしょう。学歴も性別も二の次。起業したいなら元気でいましょう、プランはなんでもいい。結婚したいなら元気でいましょう。異性も元気な人に惹かれます。元気であればなんとかなる。そんな時代が本当に目の前に来ています。

最後に、アフターコロナで求められる元気がどういうものか?とてもわかりやすい詩があったのでご紹介。武者小路実篤で「進め、進め」。お読みいただきありがとうございました。

自分達は後悔なんかしていられない。

したいことが多すぎる。進め、進め。

麦が出来そこなった!それもいいだろう

あとの為になる。進め、進め。

家が焼けた!それもいいだろう。

新しい家がたつ。進め、進め。

人がぬけました仕方がない、

更にいい人が入るだろう、進め、進め。

何をしたらいいのかわからない!しなければならないことを

片っぱしからしろ、忠実に。進め、進め。

こんな歩き方でいいのか。いいのだ。

一歩でも一寸でも、信じる道を進め、進め。

神がよしと見た道はまちがえのない道だ

進め、進め。

兄弟姉妹の幸福を祈って

進め、進め。

つい足をすべらした

かまわない

過ちを再びするな。進め、進め。

後悔なんかしていられない、

したいことが多すぎる。進め、進め。

武者小路実篤「進め、進め」より