【GWは読書ざんまい】”今日と同じ明日”がイヤなあなたにこの本を捧ぐ”~「白いネコは何をくれた?|佐藤義典さん|フォレスト出版(2008年)」

こんにちは。世間はゴールデンウィーク、いかがおすごしでしょうか? 2023年3月,4月は様々な意味で個人的に「節目感」の強い月と記憶。そのため、ハードな日を過ごしている(気がしている)。だから、私は自宅でゆったりと。料理をしたり、農園の計画を立てたり。そして、だらだらと気の向くままに読書。

本来、本を読むのが大好きな性分。だが、ここ5年くらいはゆっくり趣味の本を読む時間もなかなか取れていなかった。仕事に関する本は浴びるように読んでいたんだが。昔誰かが言っていた「本棚を見ればその人が大切にしているものが分かる」と。

知らない人ばかりでしょうが、私の家には書斎があり、そこに大きな壁面ビシッと本が並んでいる本棚がある。そこには、私が今までの人生で買った本が4割くらい(残り6割は実家に保管)存在中。久しぶりに客観的に眺めてみる。昔、買った本は異なるが、最近、買った本は堅い本ばっかだなぁ(笑) ふと目に留まったのは、週間東洋経済「半導体 次なる絶頂」。ちなみに、私は半導体業界のコンサルではない(笑) 長期的に価値のある本だと当時の私は思ったのだろう。

そんな中、思い出深い本が一冊。タイトルにもしたけど、「白いネコは何をくれた?」という本。今も現役のマーケティングコンサルタント、佐藤義典さんが書いた本。初版は2008年。買ったのは2015年くらい?独立を考え始めた年か?この本、とてもいい本。人生を変えた一冊の本は何冊かあります。が、この本も入る。いや、佐藤義典さんのマーケティング本は全部ランクイン。

みなさんは、何か変えたいことがありますか?仕事でも人生でも構わない。今の延長線上ではイヤだ!という思いはありますか?そして、その思いとは裏腹に実際は何も変わっていない状況に嫌気がさす気持ちを何十回味わって、それでも変えたいという思いは?独立当初の私はまさにそんな感じ。仕事こなかったしな。PRもしてないし。それでも今はお陰様で生きている。なぜか?周りの人の助けとそして「戦略」を理解し使いこなせただからであろう。もちろん、これはどんな状況でも応用できる。うまくいかないダイエットだろうが、連戦連敗の婚活だろうが、給料が上がらない仕事だろうが、人生全般だろうがな。あなたももしそうだとしたら、ぜひ騙されたと思ってこの本を読んでみて。

人生では何度か出口が見えない状況の時でも解決を目指さしていく局面がある。そのときその課題を解決するためにはあなたの「心のよりどころ」は何か?私のオススメは「戦略」。もっと具体的にいうと「戦略的に生きる」こと。

「戦略的に生きる」ためにはどんなことを指すか?意外と知っている人は少ないなぜかというと「戦略」という分野を体系的にまとまった時間を投下して学んだことがある人が少ないから。MBA(経営学修士号)ホルダーなどであれば知識的に知っている人はいるかもしれない。だが、それくらいかも。それだけ、特殊なジャンルなのだ「戦略」は。しかしながら、威力は抜群。地に足つきながら、長期的に人生の「戦局」を変えることができる、そしてレバレッジを自分自身にかけることができる非常に有効な思考法だと私は思っている。

本著では、MBAレベルの「戦略」に関する事柄を分かりやすく物語調で語ってくれています。非常に取っつきやすいし、ひたすらに実戦的です。人生を望ましい方向に自助努力で導く科学的な取り組み方、それが戦略的な思考。一度、身に着ければビジネスではもちろん、人生のありとあらゆる場面で役に立ちます。ぜひ、一度手に取ってみてください、人生の変え方がわかるかも(^^)

最後に、本著のあとがきを引用させていただきます。出版から10年以上たっていますが、今読んでも響きますね。みなさん、それではよいゴールデンウィークを!

私は、今の日本には歯がゆさを感じます。何かというと他人のせい、政治家のせい、という論調。それより、他人は気にせず、自分にできること、すべきことを精一杯にやり、自分自身が輝く。私も今はまだまだ未熟ですが、いつかはそんな人になりたいと思っています。そのために必要なのが戦略であり、自分を知ってハラを括る道具なのです。戦略BASiCはそのためにあるのです。

白いネコは何をくれた?佐藤義典著 274Pから抜粋引用

【週末読書】「一番大切なのに誰も教えてくれなかった仕事の本質 付加価値のつくりかた」 田尻望著 

こんにちは。みなさんは読書好きですか? 読書って楽しいですよね。ここ数年で電子書籍が結構メジャーな存在になってきましたが、私は断然紙の本が好き。五感を使って読めるので楽しいんですよね。一時期、電子書籍にはまっていた時期もあったんですが、紙のほうがやっぱり落ち着くんだよね。これ多分、電磁波やブルーライトとかが影響してんのかな?コストパフォーマンスやタイムパフォーマンスとかさ、あわただしい時代だけどそれじゃあ図れない価値ってあるよね。

さて、今回私が週末に読んだ本は結構今売れてるらしいこの本。

「一番大切なのに誰も教えてくれなかった仕事の本質 付加価値のつくりかた」田尻望著

著者の田尻さんは、泣く子も黙る高収益&高年収企業”株式会社キーエンス”にビジネスエンジニアとして勤務されていました。その後、企業向け研修会社の立ち上げに参画し、独立したという方です。株式会社キーエンスがなぜ高収益を生み続けることができるのか?その秘密は”付加価値”にありました。この本では、著者がキーエンス時代に培った付加価値に関する深いお話しを分かりやすく語ってくれています。

感想としては、「読んでよかった!」これに尽きます。詳しい内容はぜひ本を読んでもらいたいのですが、一部見出しをご紹介します。私が一番参考になった箇所。これだけでも読んだ価値がありました。マジで。パチパチパチ!素晴らしい。

コストベースではなく「付加価値ベース」で価格決定する

みなさんが提供する物やサービスの値段ってどう決めていますか?または企業にお勤めの方は自社の製品やサービスの値段って何を基準に算出していますか?良し悪しは別にして多くは投下したコストを基準にして考えてるのではないでしょうか?

例えば、パン屋さん、あなた経営者。それで時給900円のパートさんが3時間で作れたパンがあったとします。それで利益を上乗せして販売しようって考えたり。普通ですよね。でも、この本では深~い理由でその考え方ではない値決めの決め方を伝えています。気になる方はぜひこの本を読んでみてくださいね。

賃金上昇が伴わないインフレに陥りつつある日本経済、この傾向は今年も続くでしょう。それでも人は生きていかなければなりません。どうすればよいか?1つの方法としてはやはり「付加価値を作る」ことが考えられますね。起業している人はもちろん、企業にお勤めの方も一緒です。高付加価値のサービスやモノを提供し、お客様にたくさん喜んでいただくのです。もちろん、適正価格でね。そうしたことを繰り返すことによって賃金も長期的には上がっていくのではないでしょうか?付加価値を意識して仕事に取り組みましょう♪

お読みいただきありがとうございました!