【祝、修了!】マナビDX Quest:2022年度第1タームケーススタディ教育プログラム(経済産業省主催のデジタル人材育成プログラム)

みなさん、こんにちは。お久しぶりです。いつの間にか11月が終わりそうなこのタイミング。充実した日々をお過ごしでしょうか?

かくいう私はというと、3足のワラジとも言うべき生活に勤しんでおりました。変化の激しい時代ですからね。幸せに過ごすためには自分もその変化に対応していきたいのですよ。

というわけで、やることがネズミ算方式で増えていっている2022年下半期。そんな中で参加した経済産業省主催のマナビDXクエスト、興味半分でエントリーしたら合格!どんなプログラムかというと?

経済産業省では、地域企業・産業のDXの実現に向けて、デジタル人材の育成を推進するため、デジタル知識・能力を身につけるための実践的な学びの場として、ポータルサイト「マナビDX (デラックス)」を令和4年3月に開設しました。さらなる地域企業・産業のDXの実現に向け、ビジネスの現場における課題解決の実践を通じた 能力を磨くため、2022年度9月~2023年2月中旬の期間、1,800名程度の学生・社会人を対象にデジタル推進人材育成プログラム「マナビDX Quest」を実施します。マナビDX Questは、企業データに基づく実践的なケーススタディ教育プログラム及び、地域の中小企業との協働による、デジタル技術を活用した課題解決型現場研修プログラムからなります。
マナビDX Questを通じて、デジタルの経験有無にかかわらず、企業におけるDXを推進する変革の考え方やプロセスを学び、志を同じくする幅広いデジタル人材とのつながりを構築することができます。

デジタル推進人材育成プログラム「マナビDX Quest」 (ipa.go.jp)

こんな感じ。プログラムの受講や課題の提出はすべてオンラインで完結するから、まぁラクショーだろうと思っていたら、はい、そんなことはありませんでした(笑) 

某有名外資系コンサルティングファームさんが事務局をやっていだけあって、内容は東京23区上場企業クオリティー、秋田の田舎者はどではっちゃけたで。プログラムはこんな感じね。

「課題解決のためのAI実装プロジェクト」の疑似体験を通じて、AIモデルの構築/評価から、実装運用・展開計画までを策定。最後に、全社DX変革に向けた検討アプローチを体験。※演習には、AIモデル構築パート、組織変革のプレゼン提案シミュレーションなどを含みます。

デジタル推進人材育成プログラム「マナビDX Quest」 (ipa.go.jp)

そんなこんなで、汗水夜なべしながら、吉野やりました!無事に第一タームの修了証をGET!第一タームの修了証と聞くと、紙を想像しますが、実は修了証がブロックチェーンなのですよ。ハイテクな世の中だ。ちなみに、私の修了証はコレ。

画像データ

ブロックチェーン証明証リンク(←面白いから触ってみて。ブロックチェーンだよ)

ちなみに、私が学んだ具体的な項目はこんな感じね。DXって実際何やるの?ってわかっていない人は意外とおおいので参考までに。

  • 探索的データ分析課題:ビジネス・組織情報を把握し、業務課題を洗い出し、実務データを探索的に分析し、取り組むべき最重要課題を特定
  • デジタル課題:主要課題解決のための要求・要件定義を経て、デジタルを活用した打ち手の実現性を検証
  • 変革推進設計・プレゼン課題:検証結果をもとにしたDX変革ロードマップ策定とプレゼン作成。組織変革を進める上で考慮すべき観点を受講生同士でディスカッション

今後もマネジメントオフィス檜としては、地方中小企業のDXを目的としたコンサルティング業務にも力を入れていきます。一部パイロットプロジェクトも進行中。ツールの導入ではなく組織変革や利益向上を目的としたDXに力を入れていきたいクライアントのニーズに対応していく予定です。

今は秋田にいても東京で働いてるとの変わらずに知識を吸収できる時代になりました。コロナ禍がきっかけですね。何事も悪いことだけではない。引き続きよろしくお願いします。

内挿と外挿、それと、人工知能と予測。超基本だけど超大事なこと。VUCAな時代に待望されるは、外挿マシン!?

こんにちは。秋田は連日雪、雪、雪で大忙し。雪寄せが本当に大変。やってもやっても振っては積もる。ところが、悪いことばかりではない。

雪国の方はご存知と思いますが、雪の除雪は思いのほか、ハードワーク!ちょっと動いただけでも汗をかきます。ママさんダンプと呼ばれる除雪道具で数回雪を運ぶだけでも結構いい運動になる。つまり、ジムに行かなくてもトレーニングができるのです。正月太りもこれで解消だ笑 雪と縁がない地域の体育会系の学生さんたちをターゲットに、雪寄せトレーニングができるからおいで、と営業をかけるのもありですね。

さて、2022年度も始まってすでに3週間が経過。相変わらず世間もコロナも落ち着きがなかなか見えないですね。ただ、そこで気落ちしていてもしょうがないので、私はというと仕事と並行してコツコツ、キカガクさんの動画講座を受けていました。(URL:https://www.kikagaku.ai/)お陰様で動画視聴率はようやく60%を超えました〜 2月までには終わるかな?引き続きがんばってまいります。

そんな感じで勉強を続けていたところ、ふと印象に残ったキーワードがありました。それは「内挿と外挿」。人工知能を学んでいたり、統計学を学んだことがある人にはお馴染みの言葉ですが、一般的にはあまり知られていない。どういう意味か?こんな感じです。

内挿(Interpolation)外挿(Extrapolation)という言葉は、最近ではDeep Learning関連で目にする事が多い気がしますが、内挿・外挿とは、データを近似し、データ以外の場所を推定する際に、データの範囲内を推定することを内挿といい、データの範囲外を推定することを外挿といいます。

https://imagingsolution.net/math/interpolation_extrapolation/

さらに噛み砕いて、より簡潔にするとこんな感じ。

□内挿:データの範囲内ゾーン

□外挿:データなしの未体験ゾーン

ちなみにですね、人工知能は基本的に内挿モデル。「過去データから学習して予測すること」が得意。逆に苦手なことは何かというと「経験外の状況から予測すること」。これって私には衝撃的でしたよ。なぜかいうとAIのマッチングや予測って当然外挿もある程度織り込まれた学習モデルが使われているんだろうなぁ、と思っていましたので。。。AIによるマッチング!とか広告などで目にする機会も多くなってましたので、時代はかなり進んだなぁという印象を勝手に持ってました笑

ところがどっこい、実際世に出ているAIさんは大半が内挿マシンです。過去データから学習して予測することが得意、しかし、未知の事態には対応できない。では、こうしたことによってどういう事態が引き起こされるのでしょうか?とても参考になる記事がありましたので引用します。

たまたまゲリラ豪雨により路面が冠水して,人の視覚では側溝と道路の区別ができなくなったような状況を想像してほしい。自動運転の場合は,三次元地図情報を事前にAI内に獲得済みであり,さまざまなセンサーを搭載しているので,それらを複合的に利用すれば,道路から逸脱することは決して起こらないし,最悪でも停止するようになっているかもしれない。それでは,側溝からの増水が急激になったらどうするのか。そもそもこのような極端にシリアスなケースを,実世界の走行例だけから収集するのは時間的にいって不可能である。それは,前述したように,高次元空間を有限サンプルで埋めることは不可能だからである。同様の理由で,災害などの巨大なリスクインシデントの予知は今のAIの技術では困難であろう。

「視点 人工知能はみようみまねマシンの究極形」 樋口 知之 https://www.jstage.jst.go.jp/article/johokanri/59/5/59_331/_html/-char/ja

ちなみに、内挿マシンは通常はありえないような事態、いわゆる”ブラックスワン”的なイベントにとても弱い。今回のコロナパンデミックで引き起こされた社会や経済的な混乱はまさに予期せぬイベントでした。世界最強の小売・通販企業であり、高度な人工知能をフル活用している、Amazon社ですらもその影響を受けていたのです。

新型コロナウイルスが世界を崩壊させつつあった2020年3月、オンライン小売の巨人Amazon(アマゾン)はこのパンデミックが引き起こした急激な変化への対応に苦慮していました。水やトイレットペーパーといった、通常決して売り切れるはずのない日用品の在庫が払底し始めたんです。本来なら翌日または翌々日だった配送スケジュールが延びて数日後になりました。Amazonのジェフ・ベゾスCEOはコロナで240億ドル稼いだと言われる一方で、会社としてのAmazonは当初、優先度の高い商品の在庫確保と配送だけでも処理すべく、物流や配送、サプライチェーン、仕入れ、サードパーティ販売者の手続きなどの調整で四苦八苦していました。

普通の状況なら、Amazonの複雑な物流のほとんどを人工知能(AI)アルゴリズムが管理しています。無数の販売、配送の経験で磨き上げられたAmazonのシステムは、各商品がどれくらい売れて、配送センターの在庫をいつ補充すればよくて、どうまとめれば配送距離を最小化できるかを的確に予測できます。でもこのコロナ危機で我々の行動パターンが大きく変化し、これまでの予測が通じないようになってしまいました。

https://www.gizmodo.jp/2020/08/how-the-coronavirus-pandemic-is-breaking-artificial-int.html

どれだけ世界最先端の人工知能を持ってしても、予期せぬ事態が起きると一気に機能しなくなってしまうのです。ちなみに、内挿マシンの基本は帰納。個々のデータや事実を通して原理や原則を導き出すことがベースになっています。変化が少ない状況であればこの帰納は有効です。しかし、土台となる世界に過去のデータから予期できない変化が突発的に起こった場合は、予測機能の精度が一気に落ちてしまう。。。これは課題だ。

となると、求められるのは内挿マシンではない人工知能さん。単純な発想ですが外挿ということになるのでしょうか?調べてみたところ、実際、高度な研究の世界で「外挿予測が可能になった深層学習技術を開発した」というニュースを発見。

【共同発表】量子物理学の理論や波動関数に基づく新たな深層学習技術を開発-学習データにはない、分子構造が大きく異なる未知化合物に対する物性の外挿予測が可能-(発表主体:産業技術総合研究所

https://www.iis.u-tokyo.ac.jp/ja/news/3401/

内挿と外挿のいいとこ取りをした人工知能が登場すれば、また世界が大きく変わりそうですね。ちなみに、ヒトは基本、外挿的な物事に対応してますよね。予測できない事態がいきなり起こりますし。そう考えるとヒトってすごいなぁ。お読みいただきありがとうございました。

統計学を通した学び〜Udemyいちばん理解できる統計学ベーシック講座その1【確率分布・推定・検定】

こんにちは。さて2022年度から始まりました当事務所の1人DX強化プロジェクト、順調に進んでいます。現在は、【機械学習・python】がテーマのオンライン講座と【統計学】がテーマのオンライン講座、計2つのコースを通して学んでいます。

現在学んでいるコース

●キカガクさんの動画コース’Python&機械学習入門’

https://www.kikagaku.ai/

●Udemy いちばん理解できる統計学ベーシック講座その1【確率分布・推定・検定】

https://www.udemy.com/course/statistics_basic/

どちらのコースも学びやすく、ガチ文系の私でもサクサク進めることができています。そんな中で統計学を学びながらタメになるなぁと思ったことがあったので述べていきます。

今日、Udemyの統計学ベーシック講座では中央値と平均値について学んでいました。この講座を学ぶまでは中央値と平均値の明確な定義がわかりませんでしたが、講座を聞いてようやく理解できました。言葉にするとこんな感じになります。

  • 中央値とは?:各値との距離の合計を最短にする値
  • 平均値とは?:各値との距離の2乗の合計を最短にする値

例えば、生徒が3人いて、それぞれ国語のテストの点数が99点、88点、80点だったとしましょう。中央値と平均値はどうなるでしょう? 計算式は省きますが、こんな感じになります。

  • 中央値:88点
  • 平均値:89点

平均値の方がこのケースですと中央値よりも大きくなります。では、数学の点数が99点、70点、75点だった場合はどうなるでしょう?他の2人は70点台なのに、1人だけ99点。前述したパターンよりもバラツキが多そうですね。この場合、99点の値を「外れ値」と呼びます。結果を見てみましょう。

  • 中央値:75点
  • 平均値:81点

実は、平均値は外れ値の影響を中央値よりも受けやすいのです。これはとてもタメになりました。このことを勉強して私が思い出したのは、日本国民の平均所得と中央値の統計でした。2018年度のデータになりますが、全世帯平均の所得は552.3万円に対して、中央値は437万円となっています。(参考:世帯平均所得は552万円…世帯あたりの平均所得をさぐる(2020年公開版)https://news.yahoo.co.jp/byline/fuwaraizo/20200813-00191952

平均所得552.3万円と中央値437万円、その差は115.3万円! すごい差だぞ笑 前述した通り、平均は外れ値の影響を受けやすい。となると一部の高所得富裕層が外れ値となり、平均所得を嵩上げしている可能性が高い、という見方ができますね。

それが、良い悪いではなく、統計を見る際は、平均値、中央値、外れ値の関係性を頭に入れてから見た方が良さそう。統計学面白い。これからも勉強頑張ろう。

1人DX強化プロジェクト①〜キカガクさんPresents【Python&機械学習入門】の勉強は続く。

こんにちは。さて、コツコツ毎日python&機械学習の勉強を続けています。動画視聴率は51.9%。半分は来ましたね。

キカガクさんのダッシュボードのキャプチャ

教材が割と進めやすいのでサクサク進んでいます。完全に理解できているかというとそうではないのですが笑 しかしながら、カリキュラムの中で学んだことは中身が濃い!微分、線形代数、単回帰分析、重回帰分析などなど。。。まさかこの歳になって再び数学を勉強することになるとは。

今の段階ではpythonの機械学習と微分、線形代数、単回帰分析などがどう関連しているのか完全に理解はしていません。そこら辺は、AIエンジニアで生計を建てようという意志がないので、いい意味でやりながら学んでいます。機械学習、pythonの入門レベルの基礎知識と実装力を備えるという目標が今年の上半期に叶えばよい。細かいことは気にせず、アジャイル的な発想で気楽にこれからもがんばろう。

さて、話は変わって人工知能で今注目されている「世界モデル」という言葉をご存知ですか?人工知能界隈では有名人の松尾豊さんはこうおっしゃっています。

世界モデルについて、松尾氏は「人間の脳の中にあるシミュレータ」と表現する。例えば、「水の入ったガラスのコップを床に落としたらどうなるか」について、それを現実世界で実際に試さなくても、人間は頭の中で、コップが割れて水がこぼれて床を濡らす様子を思い浮かべることができる。このように、シミュレータのようなものが人間の脳の中には存在するわけだが、それは先天的に備わっているものではなく、経験によって学習した結果、備わるものだといえる。これにより、人間は現在の状態から将来を想像したり、物体の一部分を見て全体像をイメージしたりすることができる。今後のAIの発展においても、こうした人間の「想像」に当たる、限定的な情報から現実世界を効率的にシミュレートする、経験から効率的に外界の「常識」を学び、「想像」できるようになることが求められており、その基幹技術として世界モデルに注目が集まっている。実際、Googleをはじめとする世界のAI先進企業や研究室が、世界モデルの研究に注力している状況にあるとのことだ。

https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2109/29/news047_2.html#l_ay4328_worldmodels2109_fig03_w490.jpg&_ga=2.232364319.1439627955.1641809884-1317694816.1641809884

ついに人工知能にも想像力が備わる時代がもうそこまで来ているのです。決められた命令を1つ1つ着実に行うのが今の人工知能だとすると、世界モデルが備わったA Iは、現実世界で何が起こるのかを自身で考え予測しながら行動できるようになるらしい。

また、人工知能の世界モデルの構築によって、地震が置かれている環境をより細かく理解し、記号的な言葉の意味だけではない本当の意味を理解した会話をすることも期待されています。ドラえもんがついに現実にできる日は近いかもしれない。四次元ポケットはないけど。

勉強を進めていくうちに、こうした人工知能関連のニュースもより深く読むことができるようになるはず。自分自身を通して、人工知能関連の「世界モデル」を実装していこう。一緒に勉強したい人はお気軽にご連絡ください。

キカガクさんPresents 【Python&機械学習入門】は面白い。自学で挫折した人たちにおすすめ。

こんにちは。昨年からコツコツAIリテラシーを高める勉強とPythonの勉強を始めました。と言っても、実務レベルとは程遠く、小学1年生レベルのプログラムを書いたり、Couseraの講座を受講したりする程度。

AIリテラシーは講座がとてもよかったので自分が目標としていたレベルには去年到達しました。ところが、Pythonについてはイマイチピンと来てなかったんですよね。趣味レベルで遊ぶなら、小学生1年生レベルのPythonをコツコツやっていればOKです。しかし、私の場合は2年以内に実務レベルでPython×マーケティングサービスを作って、秋田のクライアントに提案するという目標がありました。小学1年生レベルのPythonをコツコツやってからというスピード感では何年かかるのやら?というレベルだ(笑) マーケティングに例えるなら成果がなかなか出ない4Pを延々と試しているような感覚にもなってました。去年時点で2年以内ですから、2022年と年が明けたのであと1年となるわけです。いかんいかん。

ということで、成果を出すためのマーケティング戦略思考よろしく、戦術ではなく戦略を見直することにしました。まずは考え方。以前は基本的な知識をまずは身につけようと超初心者向けの勉強をコツコツという考え方でしたが、これを変更。ある程度実務に直結しそうな骨のあるレベルの講座を短期間で集中して受講するという考え方にチェンジ。また、私の場合、紙の参考書は肌に合わなかったのでオンライン講座をメインにしてやろうとも思いつきこれも採用することに。

ここからはゼロベースで教材を探しました。エンジニア畑の方ですと独学である程度のレベルまで行けると思うのですが、こちとら教育文化学部卒のガチの文系(笑) なかなかスムーズにはいかないわけです。本ではなくオンライン講座を探すわけなのでGoogleを活用しただただリサーチ。

その結果、晴れてよさげな教材を発見。それがキカガクさんのオンライン講座。

https://www.kikagaku.co.jp/

私が受講しているのは「Python&機械学習入門」という講座です。講義の内容もさることながら、何よりもダッシュボードが見やすくてとてもいいんですよね~ 継続日数とかも自動で記録されるので勉強を続ける気にもなりますし。実際の画面はこんな感じ。

実際の画面です

まだ勉強して数日ですが、難易度も難しすぎず、易しすぎず、ちょうど良し。Pythonや機械学習には興味はあるけど何からやったらいいんだ~と悶々としている文系の皆様。ぜひキカガクさんのオンライン講座を受けてみてください。私が受講している講座は無料で受けれましたよ~ 

それでは引き続き勉強頑張ります。